ガッポリ建設:知られざる実力派漫才コンビの軌跡
1997年3月に結成されたお笑いコンビ、ガッポリ建設。小堀敏夫と室田稔の2人組は、一般大衆における知名度は高くありませんが、芸人の間ではその実力と独特の芸風で高い人気を誇っています。元
落語家である2人の経歴や、数々のエピソードを交えながら、ガッポリ建設の魅力に迫ります。
メンバー紹介
小堀 敏夫 (こぼり としお)
生年月日:1967年7月10日
出身地:
群馬県伊勢崎市
肩書き:ガッポリ建設部長
身長:177cm、体重:78kg、血液型:O型
高校卒業後、法律系の専門学校を経て商社に就職。しかし2年で退職し、
1992年に3代目
三遊亭圓丈に入門、「三遊亭ぐん丈」として
落語家としての道を歩み始めます。その後、ガッポリ建設を結成し活動。2019年末に
WAHAHA本舗を離れ、現在は
埼玉県在住で、独自の活動を展開しています。
室田 稔 (むろた みのる)
本名:林 龍太郎 (はやし りゅうたろう)
生年月日:
1971年1月29日
出身地:栃木県
肩書き:ガッポリ建設主任
* 身長:185.5cm、体重:88kg、血液型:A型
5代目
鈴々舎馬風に入門し、前座時代に3回も名前を変えるという落語界の記録を持つ室田。現在は
愛知県を拠点に、
ディレクターや
アナウンサーとして活動しながらも、芸人としての活動を継続しています。三重テレビの番組にも
レギュラー出演するなど、多方面で活躍の場を広げています。2023年9月には稲沢市議会議員選挙に出馬しましたが、落選しています。
芸風と活動
ガッポリ建設の芸風は、
漫才やショート
コントが中心。大人の行動をテーマにした
コントや、「30秒で笑わせる
コント」など、独特の笑いを提供しています。ネタの前にフリートークを挟むことが多く、そのトークの長さも特徴の一つです。ネタの終わりには「3、2、1! ガッポリ、ガッポリ!」という決め台詞で締めくくります。
結成当初はトリオでしたが、
2002年4月にメンバーが一人脱退し、現在の二人組となります。
WAHAHA本舗に所属していた時期もありましたが、現在は室田のみが所属し、コンビとしての活動は限定的です。
路上ライブからキャリアをスタートさせ、24時間テレビでの優勝経験や、お笑い全日本カップ優勝など輝かしい実績も残しています。また、「パンダーズ」として
ジャイアントパンダの着ぐるみを着て活動していた時期もあり、その独特なパフォーマンスも話題となりました。
弟子と所属事務所
ガッポリ建設は「ガッポリ一門」と呼ばれる弟子を3人抱えており、その弟子たちが所属する事務所「ホームラン教室」を主宰しています。師弟関係を超えた温かい繋がりも、ガッポリ建設の魅力の一つです。
テレビ、ラジオ、映画など多様なメディア出演
ガッポリ建設は、テレビ番組、ラジオ番組、映画など、様々なメディアに出演。数多くの番組でその笑いを届けてきました。特に、
TBSテレビ『
あらびき団』でのパンダーズとしての出演は、大きな話題となりました。
まとめ
一般には知名度が低いものの、芸人の間では高い人気と評価を得ているガッポリ建設。元
落語家という異色の経歴を持つ2人の個性と、独特の芸風、そして温かい師弟関係は、多くのファンを魅了し続けています。これからも、それぞれの場所で活躍を続ける2人の今後の活動に注目していきましょう。