ガンダムレオパルド

『機動新世紀ガンダムX』に登場するモビルスーツ、ガンダムレオパルドについて解説します。

機体解説

ガンダムレオパルドは、第7次宇宙戦争において旧地球連邦軍が投入したニュータイプ専用MSです。型式番号のGTは、ガンダムタイプであり、かつ重装甲タイプであることを示しています。その名の通り、全身に多数の重火器を内蔵した重火力重視の機体として開発されました。

大戦中には、フラッシュシステムで制御される専用ビットMS12機と共に重砲撃部隊を編成し、無敵を誇りましたが、戦争によってそのほとんどが失われています。足裏にはローラーが装備されており、地上を高速移動することが可能です。他のガンダムタイプと同様に、宇宙戦闘にも対応しています。

作中では、フリーのMS乗りであるロアビィ・ロイが、死別した恋人の遺品である本機に搭乗し、ガンダムXやガンダムエアマスターと共に、バルチャー艦フリーデンの主要戦力として活躍します。第28話の対ガブル戦では、零距離射撃を駆使した捨て身の攻撃で中破し、後にガンダムレオパルドデストロイへと改修されます。

武装

インナーアームガトリング: 左腕全体と合体する大型ビームガトリング砲で、本機の主力火器です。砲身ユニットはバックパック左側のアームで懸架されており、使用時に左腕をほぼ丸ごと格納し装着します。高速で発射されるビーム弾は、重装甲をも容易に貫通する威力を発揮します。
ヘッドバルカン / ヘッドキャノン: 頭部に内蔵された機関砲ですが、劇中では未使用です。
ブレストガトリング: コクピット左右の胸部装甲内部に設置された2基のガトリング砲で、接近戦と遠距離戦の双方で威力を発揮します。
グレネードランチャー: 右腕に装備された実弾用ランチャーです。大口径2門、小口径4門、計6門の砲口からなり、実弾の他に信号弾も発射可能です。
ショルダーミサイル: 右肩アーマー内蔵の多連装ミサイルポッドで、計11基の中型誘導ミサイルを格納します。
ホーネットミサイル: 両脛アーマーに格納される赤外線追尾ミサイルです。レーダーの使えない場所でも自動追尾が可能です。
ビームナイフ: 右脛側面にマウントされた接近戦用武装です。通常のビームサーベルよりビーム刃が短い分エネルギー消費が少なく、長時間使用が可能です。
Gビット(GTビット): フラッシュシステムにより本体と同性能のビットMSを最大12機操るニュータイプ専用武装です。本体と同等の火力を有します。
セパレートミサイルポッド: 左脛側面に追加するオプション武装で、4基の中型ミサイルを格納しています。
ブレードシューズ（スノーダッシャー）: 雪上オプション装備です。
S-1ユニット: 水中戦用オプション装備です。多連装魚雷発射管などが搭載されています。

ガンダムレオパルドデストロイ

ガブルとの戦闘で大破したレオパルドを、キッド・サルサミルが大規模改修した機体です。カラーリングも赤茶色に変更され、火力、機動力共に向上しています。

ツインビームシリンダー: インナーアームガトリングに代わる主力火器です。右腕用は四砲身ガトリング砲、左腕用は多数のビーム砲となっています。
ヘッドビーム砲 / リストビーム砲: 頭部と右腕に内蔵されたビーム火器ですが、劇中未使用です。
11連ミサイルポッド: ショルダーミサイルの発展武装で、左肩に装備されます。
ショルダーランチャー: 両肩アーマー上部に計4門装備された追加武装です。
ビームキャノン: 右肩先端のハードポイントに装備された2連装ビーム砲です。
ホーネットミサイル / ブレストガトリング / ビームナイフ / セパレートミサイルポッド: 改修前と同様の装備です。
ヒートアックス: ハンドガードが付いた手斧状の接近戦用武装です。

Gファルコンレオパルドデストロイ

ガンダムレオパルドデストロイがGファルコンと合体した形態です。大気圏内での飛行が可能となり、機動性も飛躍的に向上します。宇宙空間においても360°死角が無く、高い火力を発揮します。

GTビット

レオパルド専用のGビットで、第七次宇宙戦争の最終局面で用いられました。インナーアームガトリングを装備し、親機同様の高い火力を有します。

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