ガース・オージ

ガース・レイ・オージ：堅実なプレーでチームを支えた名三塁手

ガース・レイ・オージ（Garth Ray Iorg, 1954年10月12日 - ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州出身の元プロ野球選手です。右投右打で、主に三塁手として活躍しました。

プロ入りとメジャーデビュー

1973年のMLBドラフトでニューヨーク・ヤンキースから指名されプロ入り。しかし、ヤンキースではメジャー出場を果たすことができず、1976年の拡張ドラフトでトロント・ブルージェイズへ移籍。1978年4月9日に念願のメジャーデビューを果たしました。

ブルージェイズでの活躍

1982年からは、相手投手の利き腕に応じてランス・マリニクスと三塁手のポジションを併用する形で、出場機会を増やしました。この年から引退する1987年まで、年間121試合以上に出場し、チームに貢献しました。堅実な守備と勝負強い打撃で、ブルージェイズを支える重要な選手として活躍しました。

引退後

引退後は、ブルージェイズのコーチや傘下のマイナーリーグで監督を歴任。その後、ミルウォーキー・ブルワーズに移籍し、2007年から2010年まで内野守備巡回コーチを務めました。2008年9月には、監督交代に伴い、シーズン終了まで三塁コーチも兼任しました。2011年から2014年までは一塁コーチを務め、後進の育成に尽力しました。

2016年3月には、第4回WBC予選のドイツ代表監督を務めることが発表され、国際舞台でも采配を振るいました。

家族

兄のデーン・イオーグも元メジャーリーガーで、セントルイス・カージナルスなどでプレーしました。息子のケール・イオーグも、デトロイト・タイガース傘下のマイナーリーグに在籍していました。野球一家としても知られています。

プレースタイル

堅実な守備と、状況に応じた打撃が持ち味でした。派手さはありませんでしたが、チームに貢献するプレーを心掛けていました。また、コーチとしても、選手の育成に熱心に取り組み、多くの選手から信頼されていました。

背番号

29（1978年）
16（1980年 - 1987年、2001年 - 2002年）
88（2008年）
35（2011年 - 2014年）

監督歴

2017 ワールド・ベースボール・クラシック・ドイツ代表

ガース・レイ・オージは、選手として、コーチとして、監督として、長年にわたり野球界に貢献しました。彼の功績は、多くの人々に記憶されることでしょう。

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB
ESPN
Baseball-Reference
Fangraphs
The Baseball Cube
* Baseball-Reference (Register)

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