ガース・クルックス

ガース・クルックス：サッカー選手、PFA会長、そして解説者

ガース・クルックスOBE（Garth Crooks OBE, 1958年3月10日 - ）は、イングランド・ストーク＝オン＝トレント出身の元プロサッカー選手です。ポジションはフォワードで、そのキャリアを通じて数々のクラブで活躍しました。また、1988年から1990年まで、黒人として初めてPFA（プロサッカー選手協会）の会長を務めたことでも知られています。

クラブキャリア

クルックスは1976年、地元のストーク・シティFCでプロデビューを果たしました。1979-80シーズンには、1部リーグで14得点を挙げる活躍を見せ、その才能を開花させます。この活躍が認められ、1980年夏には、当時の高額な移籍金65万ポンドでトッテナム・ホットスパーFCへ移籍。

トッテナムでは、移籍初年度の1980-81シーズンにリーグ戦16得点、公式戦通算22得点を記録し、スティーブ・アーチボルドとの強力な2トップを形成しました。FAカップ決勝では重要なゴールを決め、チームの優勝に大きく貢献。翌1981-82シーズンにもFAカップ連覇を達成し、リーグ戦でも13得点を記録するなど、中心選手として活躍しました。

1983-84シーズンには、マンチェスター・ユナイテッドFCにローン移籍を経験。その後トッテナムに復帰し、UEFAカップ優勝も経験しました。1984-85シーズンには調子を取り戻し、公式戦で18得点を挙げるなど、再びその実力を証明しました。

1985年、クルックスはウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFCへ移籍。その後、チャールトン・アスレティックFCでもプレーしましたが、1990年に膝の負傷により現役を引退しました。

引退後

現役引退後、クルックスはBBCのサッカー解説者として活躍しています。その的確な分析と洞察力に満ちた解説は、多くのサッカーファンから支持されています。1999年には、スポーツ界への貢献が認められ、大英帝国勲章（OBE）を叙勲しました。

タイトル

トッテナム・ホットスパー

FAカップ: 1980-81, 1981-82
FAチャリティ・シールド: 1981
* UEFAカップ: 1983-84

ガース・クルックスは、その輝かしい選手キャリア、PFA会長としてのリーダーシップ、そして解説者としての活躍を通じて、イングランドサッカー界に大きな足跡を残しました。

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