キセキ (競走馬)

キセキ（Kiseki）

キセキは、日本の競走馬および種牡馬で、2014年5月13日に生まれました。彼は特に2017年に開催された菊花賞の勝ち馬とし知られています。ここでは、彼の競走成績や競走馬としてのキャリア、さらには種牡馬としての未来について詳しく見ていきます。

戦績

2歳（2016年）

キセキは、2016年12月11日、阪神競馬場で行われた新馬戦において、2番人気で出走しました。このレースでは、道中を冷静に走り、直線での驚異的な脚力を発揮し、最終的に3馬身半差で圧勝しました。

3歳（2017年）

3歳になったキセキは、2017年の1月29日に行われたセントポーリア賞で少し不満が残る5着に終わりました。しかし、すみれステークスでは期待される存在として再び挑戦したものの結果は振るわず、その後の毎日杯では惜しくも3着となりました。7月には復帰を果たし、500万下条件戦で復活の勝利を挙げ、その後の信濃川特別でも連勝を達成しました。

9月24日には神戸新聞杯に出走、レイデオロの後ろを追走して2着になり、菊花賞への切符を手に入れました。そして10月22日に行われた菊花賞では、レーヨデロの影響を受けつつも、素晴らしい末脚でクリンチャーに差し込む形で優勝を果たしました。この勝利により、彼はルーラーシップ産駒として初の重賞を制しました。

4歳（2018年）

2018年のキセキは、日経賞に1番人気で出走しましたが、8着という結果に終わりました。続く宝塚記念でも期待を裏切らず8着となり、調教師の交代がなされた後も安定したパフォーマンスには至りませんでした。ただし、天皇賞（秋）では3着に入るなど、力強さを見せました。

5歳（2019年）

2020年は大阪杯でスタートしましたが、クビ差で惜しい2着という成績でした。続く宝塚記念では再び2着に終わり、自身の力を存分に見せつけました。夏には凱旋門賞に挑戦するためにフランスへ渡りましたが、レースでは7着に敗れました。シーズンの締めくくりとして有馬記念に出走し、最終的に5着で終わりました。

6歳（2020年）

2020年は阪神大賞典で大きく出遅れ、7着に終わる波乱のスタートでした。その後、天皇賞（春）でも6着となり、新たなチャレンジが続きましたが思うような結果には繋がりませんでした。

7歳（2021年）

新たに辻野泰之厩舎に転厩したキセキは、初戦で5着となった後、香港競馬に挑むなど活躍の場を広げました。しかし、2021年12月26日の有馬記念が彼の最後のレースとなり、10着の結果で現役を引退しました。

種牡馬としての活動

引退後、キセキはブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬としての道を歩み始めました。初年度の種付け料は受胎条件が80万、出生条件は120万と設定されており、彼の血統や競走成績に期待が寄せられています。初年度からの繁殖成績による成果が楽しみです。

血統

キセキの血統背景には名馬が多く、全妹には2023年マーメイドステークス優勝馬のビッグリボンがいます。これからの産駒に注目が集まる中、キセキは新たなステージへと進んでいます。

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