キム・テイン

キム・テイン：格闘技界の新星、ROAD FC二階級制覇王者

キム・テイン（김태인、Tae In Kim）は、1993年6月11日生まれ、韓国・慶尚南道金海市出身の男性総合格闘家です。ROAD FCに所属し、その卓越した格闘技スキルでライトヘビー級とヘビー級の二階級制覇を成し遂げました。彼の格闘技キャリアは、アマチュアボクシングでの輝かしい実績から始まり、総合格闘技の世界へと進みました。

アマチュアボクシングでの活躍と挫折

キム・テインは、アマチュアボクシングで15戦全勝（15KO）という驚異的な戦績を誇りました。その圧倒的な強さから、10代の頃から将来を嘱望される存在でしたが、ナショナルチームの選抜試合で反則行為により除名処分を受けるという挫折を経験します。この出来事は、彼の格闘技人生に大きな転機をもたらしました。

総合格闘技への転向

兵役中にROAD FCの試合を観戦したことがきっかけで、総合格闘技に興味を持ったキム・テインは、除隊後に本格的なトレーニングを開始しました。アマチュアMMAでは、7戦全勝（7KO）というパーフェクトな戦績を残し、プロデビュー前からその実力を示しました。

プロデビューとROAD FCでの活躍

2018年12月15日、ROAD FC 51でプロデビューを果たしたキム・テインは、キム・ジフンを相手に2RでTKO勝利を収め、華々しいデビューを飾りました。その後も、2019年5月18日のROAD FC 53でイム・ドンファンに1R TKO勝ち、2022年7月23日のROAD FC 61でパク・ジョンギョに1R TKO勝ちと、圧倒的な強さを見せつけました。

ROAD FC二階級制覇

2022年12月18日、ROAD FC 62で初代ライトヘビー級王座決定戦に挑んだキム・テインは、ダニエル・ゴメスを1Rわずか13秒でKOし、ライトヘビー級王座を獲得しました。さらに、2024年4月13日にはROAD FC 68で初代ヘビー級王座決定戦で関野大成を1R TKOで下し、ヘビー級王座も獲得。見事二階級制覇を達成しました。

RIZIN参戦

2024年12月31日には、RIZIN.49で上田幹雄との対戦が予定されています。ROAD FCでの活躍を経て、RIZINという新たな舞台での彼の戦いぶりに大きな注目が集まっています。

戦績

プロ総合格闘技の戦績は、以下の通りです。

勝利: 多数（詳細な記録はSHERDOGを参照）
敗北: なし

アマチュア総合格闘技の戦績は、以下の通りです。

勝利: 7 (7KO)
敗北: 0

獲得タイトル

初代ROAD FCライトヘビー級王座（2022年）
初代ROAD FCヘビー級王座（2024年）

外部リンク

NAMU WIKI
RIZIN 選手データ
キム・テインの戦績 - SHERDOG（英語）
キム・テイン (@in_kkt) - Instagram

キム・テインは、ボクシングで培った強打と、総合格闘技への適応力で、今後ますますその名を轟かせていくことでしょう。

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