キャシー・リード

キャシー・リードのプロフィール

キャシー・リード（本名：キャサリン・マーガレット・リード、英語表記：Cathy Reed）は、1987年6月5日、アメリカ合衆国ミシガン州カラマズーに生まれた元アイスダンス選手です。彼女は日本国籍を持ち、弟のクリス・リードと共にアイスダンスのペアを組んで活動していました。また、妹のアリソン・リードもアイスダンス選手として知られています。キャシーはモントクレア大学を卒業しており、特技としてフルート演奏を持っています。

競技経歴

キャシーはアメリカでクリスとペアを組み、競技をスタートしました。2005-2006シーズンには全米フィギュアスケート選手権のノービスクラスで優勝を果たします。その後、コーチのニコライ・モロゾフの勧めで、日本籍に転向し、2006-2007シーズンから日本を拠点に活動を開始しました。

日本での初出場は第75回全日本選手権で、第76回全日本選手権ではアイスダンス競技唯一の出場者となり、四大陸選手権と世界選手権の代表に選出されました。四大陸選手権では自己最高得点を更新し、その後の成功に繋がります。

バンクーバーオリンピック（2010年）でも日本代表として出場し、妹のアリソンがグルジア代表の選手として参加したため、兄弟姉妹がそろっての出場が話題になりました。2011-2012シーズンでは全日本選手権で4連覇を達成し、世界選手権では最高順位に並びました。

引退とその後

キャシーは2014-2015シーズンで全日本選手権7度目の優勝を収めた後、競技からの引退を発表しました。引退後は、濱田美栄コーチのもとでアシスタントコーチとして選手の指導や振り付けを担当し、アイスダンスのテクニカルスペシャリストとしても活躍しています。

主な戦績

• - 二度のオリンピック出場（2010年バンクーバー、2014年ソチ）
• - 全日本フィギュア選手権優勝：7回（2007-2010、2012-2014）
• - 四大陸選手権：7位
• - 世界フィギュアスケート選手権：16位

プログラム使用曲

キャシーの競技では、さまざまなプログラムが使用されましたが、それぞれのシーズンごとに異なる楽曲が印象的でした。

おわりに

キャシー・リードは、アメリカと日本の両国に根付いたアイスダンス界の重要な存在であり、競技生活を通じて多くのファンに愛され続けています。彼女の華麗な演技や兄弟との絆は、多くの人々に感動を与え、今でも語り継がれています。引退後も、その経験を生かして新たな世代の育成に尽力しているキャシーの姿は、今後もアイスダンス界が期待する要素となるでしょう。

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