キャトルフィーユ

キャトルフィーユ（Quatre Feuilles）

キャトルフィーユは、2009年3月3日に生まれた日本の元競走馬であり、現在は繁殖牝馬として活躍しています。彼女の名前はフランス語で「四つ葉のクローバー」を意味しており、幸運を象徴する素敵な馬名です。競走馬時代のキャトルフィーユは、特に2014年に優勝したクイーンステークスでの活躍が知られています。

経歴

競走馬時代

キャトルフィーユの競走生活は、2011年11月9日に京都競馬場での2歳新馬戦から始まりましたが、初戦は9着という結果でした。1ヶ月も経たないうちに、同じく京都での2歳未勝利戦で初勝利を収め、その後もレースを重ねました。新馬戦の後、条件戦を経て、彼女はついに重賞初挑戦となるフラワーカップに出走しますが、5着に終わります。

その後のレースでは、忘れな草賞での勝利もあり、5戦目からはGIレースにも出走。優駿牝馬に挑戦した際には残念ながら14着と惨敗しました。続くローズステークスでは4着、秋華賞では8着と、競争の厳しさを痛感したことでしょう。その後も勝利が続かない時期がありましたが、2013年7月のかもめ島特別での勝利が復活のきっかけとなりました。

2013年末からは10戦連続で重賞に出走しましたが、初戦の愛知杯では2着、続く中山牝馬ステークスでもまた2着、福島牝馬ステークスでもケイアイエレガントに敗れ、4戦目のヴィクトリアマイルでは13番人気から5着に健闘しました。特に2014年のクイーンステークスでは内からの猛追をしのぎきり、レースレコードで初勝利を挙げました。その後も府中牝馬ステークスやエリザベス女王杯などでの上位入賞を果たし、魅力的なレースを続けましたが、2015年2月の小倉大賞典4着を最後に競走馬としてのキャリアを終えました。

繁殖牝馬時代

キャトルフィーユは競走馬としての引退後、母国のケイアイファームにて繁殖入りしました。彼女の繁殖生活は順調で、初仔となるロードラウレアが2019年11月21日に地方競馬で初勝利を収め、さらに2020年12月6日には2番仔のロードプレジールがJRAで初勝利を達成しました。これらの活躍は、彼女の繁殖牝馬としての才能を証明する素晴らしい成果です。

競走成績

キャトルフィーユは多くのレースで実績を残してきました。特に重要な勝鞍であるクイーンステークスや他の重賞レースでのパフォーマンスは、彼女の能力を示すものとなっています。

血統

キャトルフィーユの母であるワンフォーローズはカナダの競走馬で、重賞3勝を含む15勝を挙げた実力馬です。彼女の血統にも優秀な血を引く即戦力馬が揃っています。

キャトルフィーユは、競走馬としても繁殖牝馬としても成績を残し、今後もその歩みが期待される存在です。

もう一度検索