キャンパス寄席

演芸番組『キャンパス寄席』

『キャンパス寄席』は、NHKラジオ第1放送で放送されている独特の演芸番組で、特に大学を舞台にした内容が特徴です。この番組では、大学の講堂や体育館、大教室といった学生が集まる場所を会場に、若手から中堅の漫才師や落語家によるパフォーマンスが繰り広げられます。特に、他の演芸番組が高齢者向けのベテラン芸人に重きを置く中、旬な若手芸人が中心となっている点が『キャンパス寄席』の魅力です。

番組の概要

『キャンパス寄席』は、2010年4月29日に第1回が放送され、以来毎年ゴールデンウィークやお盆、年末年始に計6回の特別放送が行われました。その後、2011年4月からは毎月最終土曜日の20時台にレギュラー放送がスタート。進行役にはサンドウィッチマンが務めており、大学の学生がアシスタントとして登場することで、現場の雰囲気を引き立てています。さらに、2016年からは声優の戸松遥も進行役に参加しています。

この番組では、漫才や漫談などのゲスト芸人のパフォーマンスが、公開録音という形で実施され、終演後にはサンドウィッチマンが短いインタビューを行うこともあります。また、収録会場の学生たちとゲスト芸人による「企画コーナー」では、クイズや大喜利などの面白い企画が行われ、落語家はあまり参加しない傾向にあります。

放送スタイルの変遷

放送形式も少しずつ変わり、初期にはオープニングとエンディングはスタジオ収録で行われていましたが、現在ではすべての部分が現地での収録に切り替わっています。このように、会場の雰囲気や学生たちとのインタラクションを重視した作りになっています。

放送時間

『キャンパス寄席』の放送時間は、2011年4月から2012年2月末まで毎月最終週の土曜日に20:05から20:55、2012年4月から2018年2月まで午前10時05分から10時55分の時間帯に移行し、すべての曜日の放送ではなく、最終週以外は『真打ち競演』が放送されるスタイルでした。2018年以降は不定期に祝日の午後に放送する形に変更され、地元のニュースなども挟んだ2時間の枠で放送されています。

番組の未来

『キャンパス寄席』は常に新しい世代の芸人にスポットを当てることで、若者に演芸の面白さを伝える努力を続けています。他の関連番組やイベントも併せて、学生たちや若手芸人とのつながりを深めていくでしょう。また、このスタイルは多様な才能を引き出す場にもなっており、今後も多くのファンに愛され続けることでしょう。

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