キョートリアル!コンニチ的チュートリアル

キョートリアル! コンニチ的チュートリアル：20年を超えるロングランラジオ番組の軌跡

2002年4月4日、京都放送（KBS京都ラジオ）でスタートした『キョートリアル! コンニチ的チュートリアル』。お笑いコンビ・チュートリアル（徳井義実、福田充徳）がパーソナリティを務めるこの番組は、現在も全国12局ネットで放送されている人気番組です。

KBS京都をキー局に、当初はローカル色豊かな京都ネタ満載の番組としてスタートしました。アシスタント不在の二人だけのフリートークは、飾らない自然体なトークが魅力で、何気ない一言が大きな企画に発展することも少なくありません。番組開始当初から、チュートリアルの二人とディレクターの3名体制で制作され、現在は東京支社スタジオから放送されています。上京当初は収録遅刻のペナルティとして、ホームページに土下座写真が掲載されることもありましたが、現在は事情に応じて相方が番組を進行する形に変更されています。

番組は、リスナー参加型のコーナーが多く、多くのリスナーが番組を支えています。採用されたリスナーには、番組オリジナルのステッカーやKBS京都の番組表がプレゼントされます。「エンディング川柳」コーナーでは、徳井義実がリスナーの川柳に添え書きをしたミニ色紙がプレゼントされるなど、リスナーとの距離が近い番組です。KBS京都以外のネット局では、30分編集版で放送されているため、KBS京都でしか聴けない特別な内容も存在します。

主要コーナー

番組には数多くのコーナーがあり、その内容は多岐に渡ります。代表的なコーナーとしては、以下のものがあります。

オープニング留守電: 徳井と福田が日々の出来事を留守電にメッセージとして残し、それを元にトークを展開するコーナー。番組開始当初は毎週二人のメッセージが放送されていましたが、現在は毎週交代制となっています。
週刊リアル情報局: リスナーから寄せられた日常の出来事や疑問について、チュートリアルが自由にトークするコーナー。リスナーからのメールをきっかけに、二人の学生時代の話や恋愛観、仕事の話など、予想外の展開になることも多い人気コーナーです。
チュートリアル福田の一言＆チュートリアル徳井の一言: 二人が日常で感じたことを自由に語るコーナー。以前はネタジングルだった時期もあります。
エンディング川柳: リスナーが詠んだ川柳を紹介するコーナー。採用されると、徳井（または福田）からのメッセージが書かれたミニ色紙がプレゼントされます。
最近下にも白いのが増えまして: 加齢による変化をテーマにリスナーと共感し合うコーナー。世代を超えた共感を呼び起こしています。
サコッシュで旅に出ようか: リスナーから「自分ソレ、今の状況にあってないで！」というエピソードを募集し、共感するコーナー。
マティーニは王様: リスナーがかっこいいと感じた行動やシチュエーションを紹介するコーナー。
ゴールデンドロップ: リスナーから「最後の一瞬」の出来事を募集するコーナー。
なんでやね！: リスナーが発見した独特な言い回しや発言を紹介するコーナー。
懐かしさ: 過去の出来事や物事をテーマに、リスナーと共感するコーナー。
那須恵一 サウンドクルーズ: 徳井扮するシンガーソングライター「那須恵一」がリスナーの悩みに答えるコーナー。
眠れぬ夜にオカリナを: 徳井がオカリナを演奏し、リスナーの悩みを癒すコーナー。

その他にも多くのコーナーがあり、番組の幅広さが伺えます。これらのコーナーは、リスナーからの投稿を元に展開されるものが多く、リスナー参加型の番組として長く愛されています。

番組の歴史とエピソード

『キョートリアル! コンニチ的チュートリアル』は、前身番組である『チュートリアルの金曜ナマチュー』から発展した番組です。2019年には徳井義実の活動自粛期間がありましたが、福田充徳がゲストを招いて番組を継続。徳井の復帰後も、変わらぬ人気を誇っています。2023年現在、放送回数は1000回を超え、公開録音やイベントも開催されるなど、番組はますます発展を続けています。

番組の歴史の中には、多くの忘れられないエピソードがあります。例えば、収録に遅刻した際のペナルティ、ゲスト出演した多くの著名人、そして数々のユニークな企画の数々。これらは、番組のロングランを支えてきた要因と言えるでしょう。

まとめ

『キョートリアル! コンニチ的チュートリアル』は、チュートリアルの飾らないトークと、リスナー参加型の企画が魅力のラジオ番組です。20年以上にわたって愛され続けている理由を、この番組を聴いて感じ取ることができるでしょう。1000回を超える放送回数、そして数々のエピソードは、この番組がリスナーにとってかけがえのない存在であることを証明しています。

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