キヨノサチコ

キヨノサチコは、1947年（昭和22年）に東京都で生まれ、2008年（平成20年）6月19日に60歳で亡くなった日本の絵本作家です。本名は清野幸子。

1976年（昭和51年）に『ノンタンぶらんこのせて』で絵本作家としてデビューしました。この作品から始まった『ノンタン』シリーズは、40巻で累計2800万部を売り上げる大ヒットとなり、キヨノサチコの代表作となりました。愛らしいキャラクターとシンプルなストーリーが、子供たちから絶大な人気を集めました。

キヨノサチコは、『ノンタン』の制作をサポートした大友康匠と結婚しましたが、後に別居、離婚しています。その後、『ノンタン』の著作権をめぐって大友康匠と裁判になりました（ノンタン絵本裁判）。この裁判は、著作権に関する重要な判例として知られています。

裁判後、キヨノサチコはアメリカ合衆国に移住しましたが、病気を患い、治療のため日本へ帰国。2008年6月19日、脳腫瘍のため60歳で亡くなりました。彼女の死は、「私がいなくなっても、ノンタンは元気に生き続けるから」という本人の希望で伏せられ、同年12月になってマスメディアによって公表されました。

キヨノサチコの作品は、子供たちの心に寄り添う温かい作風が特徴で、現在も多くの人に愛され続けています。

主な作品

『ノンタン』シリーズ
『トムトム☆ブー』シリーズ

関連項目

大友康匠

外部リンク

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