キラ・カアイフエ

マイカ・キラ・カアイフエ: ハワイ出身のプロ野球選手

概要

マイカ・キラ・カアイフエ（Micah Kila Ka'aihue）は、1984年3月29日生まれのアメリカ・ハワイ州出身のプロ野球選手です。一塁手として活動し、右投げ左打ちの打撃スタイルで知られています。野球界での彼のキャリアは、アメリカのメジャーリーグや日本のプロ野球リーグ（NPB）での活躍を含んでいます。

経歴

高校時代

2001年、ハワイ州の高校選抜チームのメンバーとして来日し、日米親善高校野球大会に参加。在学時からその才能を発揮し、将来への期待が高まっていました。

ロイヤルズでのキャリア

2002年、カンザスシティ・ロイヤルズからMLBドラフトの15巡目で指名を受け、プロ入りを果たしました。初年度からルーキーリーグで43試合に出場し、打率.259、3本塁打、21打点という成績を収めました。

その後、3年間にわたりマイナーリーグの異なるチームに所属。2005年にはハイデザート・マーベリックスで打率.304、20本塁打、90打点と素晴らしい成績を残しましたが、2006年には打率が低迷し、挫折を経験します。2007年には少し復調し、再び20本塁打を打つなど、成績が改善されました。

2008年のシーズンは特に素晴らしく、ノースウェスト・アーカンサスナチュラルズとオマハ・ロイヤルズで合計124試合に出場し、打率.314、37本塁打、100打点を記録。ついにメジャーリーグに昇格し、2008年9月4日にデビューを果たしました。

アスレチックス、ダイヤモンドバックス、広島での活躍

2011年、シーズン終盤にオークランド・アスレチックスにトレードされ、2012年にはダイヤモンドバックスとマイナー契約を結びます。2013年には広島東洋カープと契約し、NPPBでの新たなステージが始まります。彼は早々に一軍に昇格し、第1号本塁打を記録。3連戦で5安打、4本塁打、10打点と華々しい成績を残し、チームのAクラス入りに大きく貢献しました。

広島での挑戦とその後

2014年にはオールスターゲームに選ばれるなど活躍しましたが、後半戦は怪我に苦しみ、出場機会が減りました。2015年にはワシントン・ナショナルズと契約し、その後マイアミ・マーリンズに所属しました。現役を引退した後、ハワイの高校や大学でコーチとしての道を歩んでいます。

特徴と実績

カアイフエはマイナーリーグにおいて12シーズンの間に2桁本塁打を10度、20本塁打以上を4度記録するパワーが持ち面です。選球眼にも優れており、マイナー時代には通算871三振に対して812四球を選ぶという実績も残しています。彼のNPBでの出塁率は.362を記録し、外国人選手としてインパクトを残しました。

プライベート

彼の弟も元マイナーリーガーであり、父親も元マイナーリーガーという野球一家です。また、彼の応援歌はハワイの民謡「Ta-Hu-Wa-Hu-Wai」にインスパイアされた曲です。彼の経歴と成績は、今でも多くのファンに記憶されています。

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