キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2

『キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2』

『キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2』（原題：Conan the Destroyer）は、1984年に公開されたアメリカのファンタジーアクション映画で、ロバート・E・ハワードの人気小説『英雄コナン』シリーズを基にしています。この作品は、人気俳優アーノルド・シュワルツェネッガーが主演を務めるコナンシリーズの第2作であり、前作とは異なり、よりエンターテインメント性が増し、ファンタジーRPGの要素を取り入れた展開が魅力です。

概要

前作はコナンの過酷な過去に焦点を当て、全体に暗いトーンが漂っていましたが、続編である本作はコメディ要素や冒険のスリルを取り入れた作風が特徴です。コナンは、様々な仲間とともに壮大な冒険に挑むことで、視聴者に娯楽的な体験を提供します。特に、ジェナ姫役のオリヴィア・ダボは本作や『ボレロ/愛欲の日々』の演技が評価され、1984年のゴールデンラズベリー賞で最低新人俳優賞を受賞しました。

ストーリー

物語は、泥棒のマラクとともに行動しているコナンが、謎の武装集団に襲われるシーンから始まります。これらの兵士たちは女王タラミスによって差し向けられたもので、コナンの腕前を試すためのものでした。タラミスはコナンの実力を認め、彼に特別な任務を依頼します。それは、王国の未来を担うジェナ姫と共に、「眠れる神」ダゴスを復活させるための角を手に入れることです。ダゴスが復活すると、コナンの愛した女性ヴァレリアも生き返る可能性があるとタラミスは告げます。

任務を受け入れたコナンは、マラク、ジェナ姫、その守護者であるボンバータと共に旅を始めます。冒険の途中で、コナンはかつての魔法使いアキロや女戦士ズーラと再会し、彼らを仲間に加えます。その後、一行は魔法使いトスアモンの城を目指します。

スタッフ

本作は、監督リチャード・フライシャーが手掛けています。制作にはラファエラ・デ・ラウレンティスとエドワード・R・プレスマンが関わり、製作総指揮にはディノ・デ・ラウレンティスおよびスティーブン・キーステンが名を連ねています。脚本はゲリー・コンウェイによるもので、素晴らしい音楽はベイジル・ポールドゥリスによってもたらされました。撮影はジャック・カーディフが担当し、編集作業はフランク・ユリオステが行っています。美術はピエール・ルイジ・バジーレが手がけており、視覚的な魅力を加えています。

出演者

『キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2』には、シュワルツェネッガーの他にも多彩な俳優陣が出演しており、各キャラクターが物語に深みを加えています。本作では、コナンの友情や愛情、冒険が描かれており、視聴者に感動を与える要素も多く含まれています。

本作は、コナンシリーズにおける重要な作品であり、アクションとファンタジーが融合した魅力的な世界観を提供しています。

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