キーピン・ザ・サマー・アライヴ

『キーピン・ザ・サマー・アライヴ』は、1980年にリリースされたザ・ビーチ・ボーイズのアルバムです。前作『L.A. (ライト・アルバム)』の商業的な失敗を受け、CBSレコードはブライアン・ウィルソンがより積極的にレコーディングへ参加することを求めました。

1979年7月、ブライアン・ウィルソンとマイク・ラヴはいくつかのオリジナル曲を制作し、ビーチ・ボーイズはかつて黄金時代を築いたロサンゼルスのウェスタン・スタジオでレコーディングを行うことになりました。しかし、不幸なことに、計画は円滑には進みませんでした。デニス・ウィルソンはマイク・ラヴとの関係が悪化し、アルコールと薬物に溺れるようになり、グループを離れてしまいます。そのため、本作へのデニスの参加はごくわずかとなりました。プロデュースは、前作でバンドに復帰したブルース・ジョンストンが引き続き担当しています。

アルバムには、チャック・ベリーのカバー「スクール・デイ」や、アルバム『サンフラワー』のセッションで録音された未発表曲「ホェン・ガールズ・ゲット・トゥゲザー」などが収録されています。

1983年12月28日、デニス・ウィルソンは飲酒後の水泳中に溺死するという悲劇に見舞われました。その結果、本作はオリジナル・メンバーが揃って録音した最後の作品となりました。

収録曲

1. キーピン・ザ・サマー・アライヴ - Keepin' the Summer Alive (Carl Wilson/ Randy Bachman) 3:43
2. オー・ダーリン - Oh Darlin' (Brian Wilson/ Mike Love) 3:52
3. サム・オブ・ユア・ラヴ - Some of Your Love (Brian Wilson/Mike Love) 2:36
4. リヴィン・ウィズ・ア・ハートエイク - Livin' with a Heartache (Carl Wilson/Randy Bachman) 4:06
5. スクール・デイ - School Day (Ring! Ring! Goes The Bell) (Chuck Berry) 2:52
6. ゴーイン・オン - Goin' On (Brian Wilson/Mike Love) 3:00
7. サンシャイン - Sunshine (Brian Wilson/Mike Love) 2:52
8. ホェン・ガールズ・ゲット・トゥゲザー - When Girls Get Together (Brian Wilson/Mike Love) 3:31
9. サンタ・アナ・ウィンズ - Santa Ana Winds (Brian Wilson/ Al Jardine) 3:14
10. エンドレス・ハーモニー - Endless Harmony (Bruce Johnston) 3:10

外部リンク

* Keepin' the Summer Alive lyrics

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