ギジェルモ・エレディア

ギジェルモ・エレディア・モリーナ

ギジェルモ・エレディア・モリーナ（Guillermo Heredia Molina）は1991年1月31日にキューバのマタンサス州マタンサスで生まれた外野手で、現在は韓国プロ野球のSSGランダースに所属しています。彼は左投げ右打ちの選手で、愛称は「エル・コンデ」です。父親も元プロ野球選手・ギジェルモ・エレディア・シニアで、キューバリーグで11シーズンを過ごしました。

キューバ時代

エレディアは2009-2010シーズンからキューバのセリエ・ナシオナル・デ・ベイスボルに所属するココドゥリロス・デ・マタンサスでのプレーを始めます。2011-2012シーズンには96試合で打率.343、10本塁打、91得点を記録し、彼の名は広まりました。特に2012年7月に参加した第26回ハーレムベースボールウィークでは、キューバ代表として出場し、その後も日本代表との親善試合やワールド・ベースボール・クラシックにも選出されました。しかし、2015年1月には亡命を試みたことから出場停止処分を受け、その後メキシコに亡命します。

メジャーリーグ時代

エレディアは2016年にシアトル・マリナーズと契約し、AA級ジャクソン・ジェネラルズを経て、メジャーでのデビューを果たします。この初年度には45試合に出場し、打率.250、1本塁打を記録。外野全ポジションでのプレーが可能で、守備面でも安定した成績を残しました。翌2017年シーズンにはバッティングのスイング改善に取り組み、その後、チームの成績向上に貢献します。

その後、2018年にはタンパベイ・レイズにトレードされ、2020年にはピッツバーグ・パイレーツ、ニューヨーク・メッツを経て、アトランタ・ブレーブスに移籍。2021年には120試合に出場し、チームのワールドシリーズ制覇に貢献しました。

韓国プロ野球での活躍

2022年には韓国のSSGランダースと契約し、そこで新たなキャリアをスタートさせました。特にエレディアは快足の選手ではあるものの、盗塁には苦手意識がありましたが、外野手としては卓越した守備範囲と強肩が際立っています。彼の成績は、通算盗塁成功率が42.6%であることからもわかります。

成績・評価

エレディアの成績は彼の多才なプレースタイルを物語っています。守備においても優秀な数値を記録し、外野全ポジションでプレーできる器用さがあります。プレーオフや特定の選抜リーグでの成績も加算されるため、彼の通算記録は通常のものとは異なることがあります。これにより、彼の野球における技術や戦略が非常に高いことが示されています。

エレディアは、メジャーリーグでの経験を持ちながら、キューバ出身の選手としてもその名を馳せる存在です。今後の活躍にも期待が寄せられています。彼の歴史と成績は、野球界における出身国や文化の影響を示す一例として評価されるでしょう。

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