キビビット

キビビット（kibibit）は、情報量や記憶容量を表す単位の一つです。kibitやKibと略記されることが一般的です。キロビット（kbit）と似ていますが、キビビットは大文字で表記される点が主な違いです。

定義

1 キビビット (kibibit) は、2の10乗ビット、すなわち1,024ビットとして定義されます。バイトで表すと、1キビビットは2の7乗バイト、つまり128バイトに相当します。

`1 kibibit = 2^10 bits = 1,024 bits`
`1 kibibit = 2^7 bytes = 128 bytes`

キロビットとの関連性

キビビットは、文脈によってはキロビット（kilobit）と同義語として扱われることがあります。キロビットは10の3乗（1,000）を示す場合があり、キビビット（1,024）と近い値であるため、混同されることがあります。

二進接頭辞

キビビットは、IEC（国際電気標準会議）によって定められた二進接頭辞の一つです。二進接頭辞は、情報の大きさを2の累乗で表すために使用されます。キビ（kibi-）は、2の10乗（1,024）を表す接頭辞です。

利用状況

アメリカ国立標準技術研究所（NIST）は、二進接頭辞が国際単位系（SI）に含まれていない新しい単位系であることを指摘しています。しかし、ソフトウェア技術者や電気技術者の間では、二進数の量を示す際にSI接頭辞（キロ、メガ、ギガなど）が一般的に使用され、キビビットなどの二進接頭辞はあまり普及していません。

関連事項

ビット
キロビット
キビバイト
キビビット毎秒
二進接頭辞
SI接頭辞
* データ量の比較

キビビットは、情報量を正確に表すための単位ですが、SI接頭辞との混同を避けるために、使用する際には注意が必要です。

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