クイズ!メモリアン

クイズ!メモリアン

『クイズ!メモリアン』は、1987年4月9日から同年9月24日までテレビ朝日で毎週木曜19:00 - 19:30に放送されたクイズ番組です。

概要

この番組は「記憶力」をテーマにしており、毎回3名の芸能人から構成される「岡江チーム」と「中村チーム」が対戦します。片岡鶴太郎が司会を務め、1986年3月に『クイズタイムショック』が終了後、『鶴ちゃんのおもいっきりポコポコ』、『鶴太郎の大人によくないテレビ』に続く、鶴太郎司会のバラエティ番組の第3弾として、『タイムショック』以来となるクイズ番組でした。

当時、木曜19時台はローカルセールス枠だったため、系列局でも放送されない、もしくは遅れて放送される地域がありました。名古屋テレビでは『クイズなんでも一番館』（朝日放送制作）を同時ネットしていましたが、本番組を遅れネットするために回線を接続して裏撮りを行っていました。

出演者

司会：片岡鶴太郎
岡江チーム：岡江久美子（キャプテン）、山口良一
中村チーム：中村泰士（キャプテン）
アシスタント：きゃんひとみ

ルール

各回で様々なゲームが行われました。

第1回戦：16面マルチビジョンに映し出された16個の文字を記憶し、その文字を使った言葉や文を作成します。1文字につき1点獲得できますが、同じ文字は重複できません。
第2回戦：マルチビジョンに表示された16文字以内の文章を当てるゲームです。正解すると文字数×2点が獲得できます。答えられなかった場合は、1人ずつ文字を指定し、文章に含まれていれば1文字につき1点が追加され、文字が正解の文章のマスに表示されます。文章が分かった時点で正解すると、その文字数が点数として加算されます。
一発逆転BINGO：4×4のビンゴボードに、あるテーマに沿った16個の言葉が隠されています。解答者は言葉を記憶した後、ボードが回転し言葉がシャッフルされます。その後、チームごとに言葉を答えていき、縦・横・斜めのいずれかに1列揃えば「シングルビンゴ」で20点、2列同時なら「ダブルビンゴ」で40点、3列同時なら「トリプルビンゴ」で60点（後に80点に引き上げ）を獲得できます。最終的に得点の多いチームが優勝し、カメラや賞品が贈られました。また、最高得点者には個人賞が与えられました。

半年で終了

『木曜スペシャル』（日本テレビ）や『北斗の拳』（フジテレビ）といった人気番組に視聴率で及ばず、『マシンロボ クロノスの大逆襲』（テレビ東京）にも抜かれる状況でした。さらに、1987年10月開始の『ニュースシャトルANN』の枠確保のため、番組は半年で終了しました。これにより、片岡鶴太郎が司会を務める番組シリーズは3番組で幕を閉じました。

最終回

最終回は2回に分けて放送されました。9月17日には過去の高得点者ベスト4による「高得点者大会」、9月24日には低得点者ワースト4による「オオボケ大会」が行われました。「オオボケ大会」では、「一発逆転BINGO」で番組史上初の「ダブルビンゴ」が達成されました。個人賞は最高得点者ではなく、最低得点者に「オオボケ賞」が贈られました。

備考

番組のトレードマークはニワトリでした。これは「ニワトリは3歩歩くと忘れる」という特性にちなんでいます。

スタッフ

構成：川崎良、井辺清
テーマ音楽：伊豆一彦
タイトル：安田達夫
タイトルデザイン：上坂光信
ディレクター：今井真人
プロデューサー：斉藤由雄
制作：皇達也
* 制作著作：テレビ朝日

もう一度検索