クイズ!家族でGO!!

クイズ!家族でGO!!

『クイズ!家族でGO!!』とは、2004年の10月から12月にかけて、TBS系列で放送されたクイズ番組です。この番組は毎日放送（MBS）が制作したもので、全7回の放送が行われました。放送時間は水曜日の18時55分から19時54分までの約1時間にわたりました。

番組の概要

番組スタート当初から視聴率が思わしくなく、リニューアルを余儀なくされました。特番や新たな内容を取り入れて回を重ねるも、最終的には12月15日の放送で幕を閉じることになりました。実質的にクイズの内容は6回分の放送に分かれていました。最終回では、参加できなかった家族へのプレゼント企画が行われる形となりました。視聴率低迷によって早期終了に至ったため、次の番組「絶景の楽園」が急遽制作されることになりました。

出演者

番組の司会は著名人の三宅裕司が務め、アシスタントには当時の毎日放送アナウンサーである八木早希が参加しました。また、ナレーターには滝口順平が起用され、番組全体を通じて家族の温かい雰囲気を演出しました。

特に注目を集めたのが「加山家」と名付けられた家族チームです。このチームは、加山雄三を父として、彼の家族がメンバーとして出演しました。加山家には、母親役の萬田久子、長女役のベッキー、次女役の佐津川愛美、長男役の西野亮廣、次男役の梶原雄太といった多彩な出演者が揃いました。

番組内容

第1回から第3回

番組の初期は、加山家と一般視聴者の家族2組が参加して、個人戦と団体戦のクイズで得点を競いました。各コーナーで成績の上位チームには、様々な賞品が用意され、その中から好きな賞品を選ぶことができるシステムでした。また、選ばれた賞品は「パパキャッチャー」というゲームに挑戦する権利も含まれていました。

各回のクイズコーナーには、「クイズ!親の偏差値」や「クイズ!今どきのオトナ」などがあり、様々な形式のクイズが楽しめました。「家族におまかせ」セクションでは、参加者の正解者を予想するクイズに挑むことで、観客の緊張した思いも一緒に体験できました。「イメージポーカー」では、家族全員で一つのテーマに対して共通の回答を考える一発逆転の要素も盛り込まれていました。

第4回から第7回

番組がリニューアルされたことで、内容が一新されました。ここからは、一般家族と加山家が一対一の対決を繰り広げる形となりました。勝利した家族が、特典として「パパキャッチャー」に挑戦することができるしくみです。ここでは「おみやげクイズ」や「ファミリーファイト」など、より参加型の興味深い問題がたくさん用意されました。

最終ステージでは、ルーレットで選ばれた9種類のクイズから選ぶファイナルカウントダウン方式で進行し、様々な家族の姿や思い出を引き出す工夫がされていました。

パパキャッチャー

番組のクライマックスは「パパキャッチャー」と呼ばれるゲーム。挑戦する家族は、天井から吊り下げられた大きなお父さんを操作し、賞品のカプセルを取るという仕組みです。獲得できる賞品としては、音楽ギフト券やハワイ旅行の権利、さらにはトヨタ・プリウスや現金100万円など、多彩な商品が用意されていました。

スタッフ

この番組を支えたのは、多くのスタッフです。構成作家やクイズ制作、音響効果を担当したプロフェッショナルたちが揃っており、視聴者に楽しんでもらうための工夫を凝らしました。また美術チームも、魅力あふれるスタジオセットを提供し、視聴者が家族愛を感じる空間作りに貢献しました。

結論

『クイズ!家族でGO!!』は、ただのクイズ番組ではなく、家族それぞれが楽しみ、共通の体験を通じて絆を深めていく様子を描いた番組でした。視聴者に多くの思い出を提供したこの番組は、終わりを迎えることになったものの、その影響は忘れられないものとして記憶に残っています。

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