クイズこれはウマい!

クイズこれはウマい!

『クイズこれはウマい!』は、1988年4月22日から1989年3月24日までの間、TBS系列局で放送されていたクイズ番組です。放送時間は毎週金曜日の19:00から19:30までで、日本の家庭にとって楽しみな時間となっていました。この番組は、著名な司会者古舘伊知郎が務めており、食品と料理にまつわる様々なクイズが出題されていました。

構成と進行

番組の基本的な構成は、全4問のクイズから成っており、最初の2問は2つ星の問題、次の1問は1つ星、および最後の1問は3つ星という形式でした。問題に正解すると、電飾パネルに装飾された8つの星のランプが点灯し、その数に応じて得点が示されました。しかし、後の放送ではスプーンがポイントとして贈られることになりました。

高得点を獲得した解答者には「トップディナー賞」が授与され、趣向を凝らした日本及び世界のさまざまな料理を試食できる機会が与えられました。全問正解の「パーフェクト賞」を獲得した場合には、時価100万円相当の金の爪楊枝が進呈される特典もありました。実際に、金の爪楊枝の第一号を獲得したのは1988年5月27日の放送に出演した大空眞弓でした。

解答者と出演者

番組では、レギュラー解答者が「常連さん名義」で出演していました。各枠には固定のメンバーがいましたが、時折代役が立つこともありました。例えば、1枠は大空眞弓で、彼女が欠席する際には江川卓が代役を務めました。2枠は五十嵐淳子が担当し、1988年9月まで出演した後、野沢直子にバトンタッチされました。また、3枠には松本典子が1968年9月まで参加し、その後五十嵐淳子が引き継ぎました。4枠は毎回異なる男性ゲストが登場し、視聴者に新鮮な体験を提供していました。

スタッフと制作

制作側では、演出を加藤嘉一が手掛け、プロデューサー兼演出は増井昭太郎が務めました。チーフプロデューサーには森勲が名を連ね、番組音楽は門司肇が担当していました。また、テレコム・ジャパン、テレビクリエイションジャパン、ビックなど多くの制作協力を得て、TBSが製作著作としての役割を果たしました。

放送の記録

現在、放送ライブラリーには番組の第1回放送が収蔵されており、視聴者は無料でその放送を楽しむことができます。この番組の中で特に印象的だったのは、3つ星の問題に登場していたダイアン・レインの声を担当した山本百合子でした。彼女の存在は、番組に一層魅力を加えていました。

『クイズこれはウマい!』は視聴者に楽しさを提供し、食品や料理に対する関心を高める一助となった、懐かしのテレビ番組です。

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