クイズなんでもNo.1決定戦

クイズなんでもNo.1決定戦：2009年夏の視聴者参加型クイズ番組

2009年8月5日から26日にかけて、TBS系列で放送された『クイズなんでもNo.1決定戦』は、関西ローカルで人気を博したクイズ番組を全国放送向けにアレンジした、視聴者参加型のクイズバラエティ番組でした。全4回にわたって放送され、平均視聴率は不明ですが、夏の夜に視聴者を楽しませる、話題の番組となりました。

番組概要

前番組終了に伴い、急遽企画されたこの番組は、『クイズ大阪No.1決定戦』、『クイズ東京No.1決定戦』をベースに制作されました。司会は今田耕司と久保純子が務め、毎回豪華なパネリスト陣を迎え、100人の一般参加者と共にクイズに挑戦する、賑やかな番組でした。

出演者

番組の顔である司会は今田耕司と久保純子。パネリストには、トミーズ雅をはじめ、ほっしゃん。、山根良顕（アンガールズ）、松村邦洋、山口もえ、ガレッジセール、山田五郎、中川翔子、ビビる大木、有野晋哉（よゐこ）、半田健人、勝俣州和、辻希美、磯野貴理、カンニング竹山など、バラエティ豊かな顔ぶれが揃いました。回によって出演者は異なり、毎回異なるメンバーによる掛け合いが番組を盛り上げました。ナレーションはFUUが担当しました。

番組ルールとクイズ形式

番組のルールはシンプルです。5名のパネリストと100名の一般参加者、計105名がクイズに挑戦します。一般参加者は、まるで『オールスター感謝祭』のような特設解答席に座り、パネリストは専用の席から解答します。

クイズは全50問。ほとんどが4択問題でしたが、中には記述式や2択問題も出題されました。30問以上の正解で合格、40問以上正解で「スゴイ～通」、全問正解で「完璧～通」という結果が発表されました。しかし、全問正解者は番組を通して一人もいませんでした。

各回のテーマ

各回の放送は、それぞれ異なるテーマに沿ってクイズが出題されました。

8月5日：動物
8月12日：昭和
8月19日：寿司
8月26日：家電

多様なテーマを通して、視聴者の知識を問うとともに、驚きや発見を提供する内容となりました。特に「寿司」の回では、磯野貴理がパネリストの中で最高得点を獲得し、見事優勝するという、番組史上唯一のパネリスト優勝という出来事が起こりました。

スタッフ

番組制作には、毎日放送とJAWSのスタッフが多数参加しました。構成、ブレーン、リサーチ、カメラ、音声、照明、編集、効果、美術など、多くのスタッフがそれぞれの役割を担い、番組を作り上げました。

番組の特色と反響

4択問題は、最後の選択肢がオチになることが多く、実質3択問題として出題されることもありました。この工夫によって、視聴者は最後まで予想が難しく、ハラハラドキドキしながら番組を楽しむことができました。

視聴者参加型クイズ番組としては、『クイズ$ミリオネア』以来の放送となり、毎日放送にとっても久々のクイズ番組復活となりました。

関連番組

今田耕司が司会を務めていたMBS制作のクイズ番組『あなた説明できますか?』や、MBSのローカル情報番組『せやねん!』など、関連番組も存在します。

まとめ

『クイズなんでもNo.1決定戦』は、豪華なパネリスト陣と100人の一般参加者による白熱のクイズバトル、そしてバラエティ豊かなテーマと工夫を凝らしたクイズ形式が特徴の、記憶に残る夏番組でした。わずか4回の放送でしたが、視聴者に多くの笑顔と驚きを与えたことでしょう。

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