クイックピック

クイックピックとは、公営競技やスポーツ振興くじ（toto）などで採用されている投票方法の一つです。この方式の最大の特徴は、投票券の選択をコンピュータが自動的に行う点にあります。

購入者は、あらかじめ購入金額（下限額が設定されている場合あり）や購入点数などを指定する必要があります。しかし、どの投票券を選ぶかという具体的な選択は、コンピュータがランダムに決定します。これにより、購入者は自分で予想する手間を省き、手軽に投票を楽しむことができます。

主な採用例

日本中央競馬会: 2009年から、特定の開催期間や会場を限定した形でクイックピックが導入されました。これにより、競馬ファンはより手軽に投票を楽しむことができるようになりました。
競輪: 競輪では、Dokanto!、Kドリームスの「BIG DREAM」、チャリロト（七重勝単勝式）などでクイックピックが採用されています。これらの競技では、より多くの人に手軽に投票を楽しんでもらうための施策として、クイックピックが有効に活用されています。
スポーツ振興くじ: スポーツ振興くじ（toto）では、「ランダムチャンス」や「ランダム1000」といった名称で、クイックピックが利用されています。これらのオプションは、toto、mini toto、toto GOAL3・4で利用可能です。さらに、「楽当て」という名称でも同様のクイックピックが提供されており、対象となる券種は上記と同じです。BIGについては、完全クイックピック投票のみが提供されています。これにより、スポーツくじ初心者でも気軽に楽しむことができます。
数字選択式全国自治宝くじ: ナンバーズ3、ナンバーズ4、ミニロト、ロト6、ロト7、ビンゴ5といった数字選択式の宝くじでもクイックピックが利用可能です。これらの宝くじでは、自分で数字を選ぶのが難しいと感じる人や、ランダムな数字で運試しをしたい人にクイックピックが人気です。

クイックピックは、コンピュータがランダムに選択するため、自分で予想する手間が省け、手軽に投票できるというメリットがあります。また、普段選ばないような組み合わせが当たる可能性もあり、新たな楽しみ方も提供してくれます。公営競技や宝くじの初心者からベテランまで、幅広い層がクイックピックを利用しています。

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