クインテン・ポスト

クインテン・ポスト：オランダ出身、NBAの舞台へ

クインテン・ポスト（Quinten Post）は、2000年3月21日、オランダの北ホラント州アムステルダムで生まれました。現在はNBAのゴールデンステート・ウォリアーズに所属し、センターを務めるプロバスケットボール選手です。

幼少期と成長

ポストはオランダで育ち、11歳からアポロ・アムステルダムのユースチームでバスケットボールを始めました。しかし、成長期が遅かったため、当初は二軍や三軍でのプレーが中心でした。一時チームを離れた期間に身長が204cmまで伸び、U18チームで復帰すると、2018年には先発の座を掴みました。

アメリカの大学へ

FCバルセロナのBチームやKKメガ・バスケットからもオファーを受けましたが、ポストはアメリカ合衆国への留学を決意し、ミシシッピ州立大学に進学しました。ミシシッピ州立大学では十分な出場機会を得られず、2年間プレーした後、2021-22シーズンからボストンカレッジへ転校しました。

ボストンカレッジでの2023-24シーズンには、35試合に出場し、平均17.0得点、8.1リバウンド、1.7ブロックを記録。オールACCセカンドチーム、ACCオールディフェンシブチームに選出される活躍を見せました。

NBAへの挑戦

2024年のNBAドラフトで、クインテン・ポストは2巡目全体52位でゴールデンステート・ウォリアーズから指名を受けました。オランダ人選手の指名は、2009年のヘンク・ノレル以来、15年ぶりの快挙でした。ドラフト後、交渉権はポートランド・トレイルブレイザーズへ移動しましたが、すぐに金銭トレードでウォリアーズに戻り、2024年9月26日にウォリアーズとツーウェイ契約を結びました。

2024-25シーズン、2024年12月30日のクリーブランド・キャバリアーズ戦でNBA初得点を記録。さらに、2025年1月23日のシカゴ・ブルズ戦ではキャリアハイとなる20得点を記録し、チームを131-106での勝利に導きました。この活躍が認められ、2月7日にウォリアーズと正式契約を結びました。

代表としての経験

2022年のユーロバスケットでは、オランダ代表の予備登録枠に選出されましたが出場機会はありませんでした。

クインテン・ポストは、その恵まれた体格と努力で、NBAという夢の舞台にたどり着きました。今後の活躍から目が離せません。

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