クフチャ・ムチュヌ

クフチャ・ムチュヌ

南アフリカ共和国出身のプロップ、クフチャ・ムチュヌ（Khutha Mchunu）は、1997年7月1日に生まれました。スクラムの最前線を担うプロップとして、国内外のトップリーグでキャリアを築いた選手です。

プロキャリアの始まり

彼のプロとしてのキャリアは、南アフリカの強豪チーム、シャークスでスタートしました。2019年2月16日、シンガポール・ナショナルスタジアムで行われた日本のサンウルブズとの一戦で、控え右プロップとして公式戦に初出場。これが彼のプロデビューとなりました。しかし、この2019年シーズンは、出場機会に恵まれず、2試合の出場にとどまりました。

チーターズでの経験

翌年の2020年には、同じく南アフリカを拠点とするチーターズへ期限付きで移籍します。この時期は新型コロナウイルス感染症が世界的に流行しており、南アフリカ国内限定で開催された特別大会「スーパーラグビー・アンロックト」が行われました。クフチャ・ムチュヌはチーターズの一員として、この大会で3試合に出場し、実戦経験を積みました。

シャークスへの帰還と国際リーグ

2021年からは再びシャークスに戻り、南アフリカのチームも参加する国際リーグに出場する機会を得ます。このリーグは、当初プロ14レインボーカップとして開催され、翌年からはユナイテッド・ラグビー・チャンピオンシップと改称されました。特に2022年シーズンは、シャークスの主要メンバーとして15試合に出場するなど、プロップとしてスクラムやフィールドプレーでチームに貢献し、存在感を示しました。

ブルズへの移籍

国内での更なる挑戦として、2024年には同じく南アフリカの強豪チームであるブルズへと活躍の場を移しました。

日本でのプレー

2025年、クフチャ・ムチュヌは新たな挑戦の舞台として日本を選びます。同年3月12日、ジャパンラグビーリーグワンに所属する三菱重工相模原ダイナボアーズへの加入が発表されました。そして、そのわずか4日後の3月16日に行われたJAPAN RUGBY LEAGUE ONE第11節の交流戦、東京サンゴリアス戦に先発出場し、日本の公式戦デビューを果たしました。在籍期間は短期間でしたが、リーグワンで合計6試合に出場し、日本のファンにそのパワフルなプレーを披露しました。

退団

2025年5月9日、三菱重工相模原ダイナボアーズからの退団が発表され、日本での挑戦を終えました。

クフチャ・ムチュヌは、南アフリカのスーパーラグビーやユナイテッド・ラグビー・チャンピオンシップで経験を積み、日本のリーグワンでもプレーした、国際的なキャリアを持つプロップです。

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