クライシスゾーン

クライシスゾーン

『クライシスゾーン』は、バンダイナムコアミューズメントによって開発されたアーケードガンシューティングゲームであり、タイムクライシスシリーズの第3作目です。このゲームは、プレイヤーが様々な武器を使いながら敵を撃退するスタイルを採用しており、特に「撃って隠れる」アクションを通じて臨場感を楽しむことができます。

ゲームの基本情報と概要

この作品はタイムクライシスシリーズの外伝作品に位置づけられています。シリーズ第2作目『タイムクライシス2』の要素が取り入れられており、プレイヤーが時間制限内に各シーンをクリアすることが求められます。ただし、従来のキャラクターであるVSSEやワイルド・ドッグは登場せず、代わりに新たな舞台設定とストーリーが展開されます。武器の選択肢も増え、特に装弾数40発のサブマシンガンが導入されたことで、プレイヤーは連射による爽快感を味わえます。また、敵キャラクターには体力ゲージが表示され、高い耐久力を持つ敵に対しても激しい銃撃戦が繰り広げられます。

ストーリー

ゲームは、2000年にロンドンの『ガーランド・スクウェア』で発生した占拠事件から始まります。反体制を掲げるテロリスト組織URDAがこの地区を占拠し、多くの人質を取ったことから、イギリス政府は特別対策部隊STFを派遣します。プレイヤーはクロード・マクガレン隊長として、テロリストたちを殲滅し、占拠された施設を取り戻す任務に挑みます。

続く『グラス・マーケット地区』占拠事件では、URDAの新リーダー・ジャレッド・ハンターがSTFへの復讐を目指し再び占拠事件を引き起こします。プレイヤーは再度、STFの隊員としてこの事件を解決しなければなりません。

ステージについて

ゲームには様々なステージが配置されており、特に印象深いのが『ドライクリークプラザ』におけるデパートステージです。商品陳列の間を縫って多数の敵と戦う場面は、リアルさとともにプレイヤーを引き込みます。広場ステージの『ガーランドパーク』や、オフィスビルの『ガーランド・テクノロジーセンター』も特色があり、それぞれ異なる攻略法が要求されます。最終ステージでは地下に設置された原子炉『ゲイザーI』を舞台に、URDAのリーダーと命がけの戦いが繰り広げられます。

武器とキャラクター

本作ではメインウェポンとしてマシンガンが採用され、敵への連射が試みられます。加えて、PS2版では回避動作中に武器を変更する「ウェポン・セレクト・システム」が導入され、より戦略的なプレイが可能です。登場キャラクターには、クロードやケスラー司令官、URDAのリーダーデリックなど、多様な個性が描かれています。その一方で、URDAの戦闘員たちもデザインが一新され、色や武装が異なることで各敵キャラに独特の雰囲気が創り出されています。

まとめ

『クライシスゾーン』は、戦闘の緊張感とスピード感を兼ね備えたゲームプレイが特徴です。プレイヤーは刺激的なストーリーを進める中で、戦術を駆使しダイナミックなアクションを楽しむことができます。アーケードとPS2版での異なる体験は、それぞれに独特な魅力を放っており、今後も多くのファンによって親しまれることでしょう。

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