クライモリ デッド・エンド

クライモリ デッド・エンド (2007)

あるテレビ番組の撮影隊が、ウェストバージニアの奥深い森へと足を踏み入れたことから始まる惨劇を描く、スプラッターホラー。

あらすじ

ウェストバージニア州、グリーンブライアバック郡。キンバリーは車を走らせながら、エージェントと電話していた。指示された道を進むと、ほどなく圏外に。携帯に気を取られた瞬間、彼女は路上にいた男を轢いてしまう。助けを求めるも虚しく、男は突然キンバリーに襲いかかり、顔を食いちぎる。さらに別の男が現れ、彼女を斧で真っ二つにする。

一方、エミリーが出演するサバイバルドラマの撮影現場では、キンバリーの到着を待っていた。しかし、彼女は現れない。しびれを切らしたスタッフは、キンバリーなしで撮影を開始する。撮影隊の一人ニールは、監視カメラに映る自分の姿に気づかず用を足していたところを背後から襲われ、喉を切り裂かれて殺される。

別の場所では、仕掛けをセットしていたデールの車のタイヤが矢でパンクさせられる。犯人を探しに森へ入ったデールは、敵の攻撃を受け、必死に逃げる。ニーナとマーラはトラップにかかってしまうが、辛くも解毒剤を手に入れる。ジェイクはエレナに誘惑されるが、Mの意図に反して彼女を拒絶。不満げなエレナはMを誘惑するが、その様子は森の中から地元の住民に見られていた。

ジョンジーとアンバーは串刺しにされた肉を見つけ、それを食料だと判断して持ち帰ろうとする。デールは気が付くと逆さ吊りにされ、現地民にナイフで何度も刺される。ニーナとマーラは家を見つけ、電話を借りようと中に入る。そこには醜い容貌をした住人たちの写真が飾られていた。そこへ家の住人が帰ってくる。女は出産し、生まれた赤ん坊は奇形だった。驚いたニーナとマーラは逃げようとするが、閉じ込められてしまう。何とか脱出するも、マーラは現地民の男に斧で殺される。

エレナとMは関係を持った後、その秘密を守ることを約束する。Mが去った後、エレナは日焼けをしようとするが、それを見ていた現地民の男が欲情する。嫉妬した妻がエレナを襲い、彼女は殺される。デールが吊るされている小屋に、マーラの遺体を乗せたトラックが到着する。現地民はマーラの遺体を放置し、再びトラックで出て行く。残った一人がデールに襲いかかるが、彼は逆に男を倒し、脱出に成功する。

撮影車両に戻ったMはニールがいないことを不審に思いつつ、モニターで参加者の様子を確認する。そこへ現地民が現れ、Mは襲われる。撮影場所に戻ったジョンジー、アンバー、ジェイクは、持ち帰った肉を食べていた。そこへニーナが駆け込んできて、マーラが殺されたことを告げる。ジョンジーは信じようとしないが、ジェイクはニーナを信じて逃げ出す。アンバーは食べていた肉にキンバリーの入れ墨があることに気づき、一同は愕然とする。4人が森の中を逃げていると、ニーナが怪我をしてしまう。ジェイクが手当てをする間、アンバーとジョンジーは撮影車を探しに行く。4人は撮影車のあった場所で再会し、再び森の中へ。

デールは老人のいる小屋にたどり着き、怪我の手当てを受ける。その際、老人から現地民のいわれを聞かされる。しかし、実はその老人こそが現地民の親であり、復讐のためにデールに襲いかかる。デールは辛くも爆死させる。

ニーナたちは女の叫び声を聞きつける。声のする方へ行くと、エレナらしき女性が現地民の男に襲われていた。助けようとしたジェイクだったが、それは罠だった。ニーナは落とし穴に落ち、ジェイクと合流して逃げる。アンバーとジョンジーは罠にかかり、殺される。ジェイクとニーナは廃工場に逃げ込み、撮影車を見つける。しかし、そこには捕らわれたMの姿が。ジェイクが撮影車に乗り込むと、ニーナは連れ去られてしまう。ニーナが監禁された場所で見たものは、Mが殺される光景だった。デールが現れ、ダイナマイトで現地民を爆破する。

夜が明け、デールはニーナとジェイクを助けに来るが、現地民に殺される。ジェイクはミンチにされそうになるが、ニーナの助けで現地民を倒し、2人で廃工場から脱出する。

しかし、廃工場から流れ出た毒性のある廃液は川に流れ込み、近くの井戸からは廃液を含んだ液体が湧き出す。その液体を哺乳瓶に入れて奇形の赤子に与える現地民の姿が映し出され、物語は幕を閉じる。

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