ザバイバル

ザバイバルのキャラクター概要

ザバイバルは、劇場版アニメ『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』、テレビアニメ『宇宙戦艦ヤマト2』、そしてリメイク作品『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』に登場する印象的なキャラクターです。彼は白色彗星帝国の将軍であり、地上戦での技術に秀でています。

外見と特徴

ザバイバルの魅力的な特徴は、まず彼の力強い身体です。筋肉質な体格に加え、顔には傷痕があり、顎鬚と頬鬚がつながった印象的なひげを持っています。その外見はシリーズによって異なり、特に『さらば』では太い眉と目尻に小さな傷が見られる一方で、『ヤマト2』では眉がなく、左頬から小鼻にかけて大きな傷が目を引くデザインとなっています。さらに、PS用ゲーム『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』では、『さらば』のスタイルに基づいたデザインが採用されています。『2202』では、『さらば』を参考にしつつ、目を縦に貫通する傷が描かれており、彼の服装もボドム・メイスに類似しています。また、彼の腰には軍用拳銃「ストーム・パラベラム」が装備されています。

劇中での活躍

『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』の登場

『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』において、ザバイバルはテレザート星の地下で巨大な戦車軍団を率いてヤマトの空間騎兵隊に対抗します。しかし、勝利の手前で多弾頭ミサイルの攻撃を受け、戦車軍団を失います。指揮戦車での逃亡中、斉藤始との対決に挑み、肉体的な死闘を繰り広げますが、最終的にストーム・パラベラムを奪われ、射殺されるという運命を辿ります。なお、小説版では斉藤が彼を「勇者」として称賛する描写があり、彼の栄光を強調しています。

『宇宙戦艦ヤマト2』での役割

『宇宙戦艦ヤマト2』では、ザバイバルは第1話から姿を見せますが、実際に活躍するのは第13話と14話です。この作品でも彼は『さらば』とほぼ同様の行動を取るものの、背景事情が異なるため、彼自身は知らないまま政治的陰謀に巻き込まれています。デスラーの指揮のもと、サーベラーの意向でテレザート星に派遣されるものの、大規模な戦闘を避ける目的から、実戦においては独自の兵力で戦わざるを得ません。

ゲームでの登場

PSゲーム版『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』では、ストーリー13「テレザート宙域」に登場し、リフレクション・スーツを着用して肉弾戦を繰り広げます。

『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』での発展

『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』では、テレザートに駐留する師団長として第10話と第14話に登場します。彼は豪胆で武人らしく、戦友ゴーランドに教育されるノルの訓練相手も務める人物です。第14話では、空間騎兵隊との交戦に際し、強力な戦車を駆使して敵を攻略しようとしますが、予期せぬ反転によって敗北の運命に導かれます。斉藤との激闘の末、彼は自爆を選択し、自らの意思で壮絶な結末を迎えます。シリーズ展開においてザバイバルは、キャラクターの深みや多様性を持つ重要な人物であり、ファンに強く印象に残っています。

まとめ

ザバイバルは、宇宙戦艦ヤマトシリーズの中で個性的なキャラクターとして、多くの作品に登場しています。彼の一貫した戦闘スタイルや人物像は、アニメの魅力をさらに引き立てる存在です。

もう一度検索