クリといつまでも

クリといつまでも：SUPER CHIMPANZEEのデビューシングル

1991年9月26日、桑田佳祐を中心に結成されたバンド、SUPER CHIMPANZEEのデビューシングル「クリといつまでも」が、タイシタレーベルより8cmCDで発売されました。この楽曲は、その後、カラオケバージョンを追加したCDや、12cmCDとして再リリースされ、2016年にはダウンロード配信、2019年にはストリーミング配信が開始されるなど、長年に渡って愛され続けている作品です。

楽曲の詳細

「クリといつまでも」は、桑田佳祐が作詞・作曲を手掛け、SUPER CHIMPANZEEが編曲を担当しました。収録時間は、最初のリリースでは8分28秒でしたが、カラオケバージョンが追加された後のリリースでは13分3秒、再発盤では13分5秒となっています。

この楽曲のミュージックビデオは、桑田佳祐が女装姿で登場するなど、話題を呼びました。歌詞カードには、南流石による振り付け、そしてしりあがり寿による絵コンテ（マンガ）が描かれており、楽曲の世界観をより一層深く楽しむことができます。

収録内容と参加ミュージシャン

シングルには、表題曲「クリといつまでも」の他に、「北京のお嬢さん」が収録されています。「北京のお嬢さん」はキヤノン『VIDEO i』のCMソングとして使用されました。また、1991年11月リリース盤と再発盤には、「クリといつまでも」のオリジナル・カラオケも収録されています。

多くの実力派ミュージシャンが参加しており、主なメンバーは以下の通りです。

桑田佳祐：ボーカル
小林武史：キーボード
小倉博和：ギター、バッキングボーカル
佐橋佳幸：ウクレレ、エレキギター
* 角谷仁宣：コンピューターオペレーション、バッキングボーカル

彼らの卓越した演奏技術と、桑田佳祐の個性的なボーカルが融合した、完成度の高い楽曲となっています。

カバー作品

「クリといつまでも」は、多くのアーティストにカバーされています。特に有名なのは、1993年に香港の歌手・俳優であるチャーリー・ヤンが、広東語の歌詞で「愛的魔法」というタイトルでカバーしたこと、そして2021年には日本のアーティスト、山弦がアルバム『TOKYO MUNCH』に収録したことなどです。オリジナルとは異なる解釈によるカバーも魅力的で、楽曲の幅広い魅力を感じさせます。

まとめ

「クリといつまでも」は、SUPER CHIMPANZEEのデビューシングルとして、その音楽性と時代を超越した魅力で多くの人を魅了し続けています。ミュージックビデオや歌詞カードのデザイン、そして多くのアーティストによるカバーなど、多角的なアプローチによって、この楽曲は音楽史にその名を残すことでしょう。 リリース形態も8cmCDから12cmCD、そしてデジタル配信まで多岐に渡り、時代に合わせて変化し続けている点も注目に値します。 長きに渡って愛され続ける理由が、この楽曲の様々な要素に凝縮されていると言えるでしょう。

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