クリス・コグラン

クリストファー・B・コグランのプロフィール

クリストファー・B・コグラン（Christopher B. Coghlan、1985年6月18日生まれ）は、アメリカ合衆国メリーランド州ロックビル出身のプロ野球選手です。ポジションはユーティリティープレイヤーで、右投げ左打ちです。彼は現在フリーエージェント（FA）として活動しています。

経歴

プロ入り前

コグランは2003年のMLBドラフトで、アリゾナ・ダイヤモンドバックスから18巡目（全体546位）で指名されましたが、その後契約せずにミシシッピ大学に進学しました。

プロ入りとマーリンズ時代

2006年、フロリダ・マーリンズから1巡目追補（全体36位）で指名されてプロに入りました。彼は、2007年にマイナーリーグのオールスター・フューチャーズゲームで米国選抜に選ばれ、翌年にはベースボール・アメリカ誌のマイナーリーグ・オールスターにも選出されるなど、その実力を発揮しました。

2009年にはメジャー昇格し、コロラド・ロッキーズ戦で二塁手としてデビュー。特にその年の8月には47安打を記録し、ナショナルリーグの新人王を獲得するという快挙を遂げました。これは、新人選手として特に優れた成績を出したことを示していますが、その後は故障と不振が重なり、100試合以上の出場は4年連続で達成できませんでした。

カブス時代

2014年にシカゴ・カブスと契約し、AAA級アイオワ・カブスでの活動を経て、2015年5月にメジャー契約を結んで25人枠に入ります。 2016年にはカブスに復帰し、チームがワールドシリーズで優勝した際にはメンバーに名を連ねました。

アスレチックス時代

2016年2月にはオークランド・アスレチックスに移籍しましたが、その後再びカブスに戻り、優勝メンバーとなりました。

ブルージェイズ時代

2017年にフィラデルフィア・フィリーズとのマイナー契約を結びスプリングトレーニングに参加。彼は後にトロント・ブルージェイズと契約し、メジャー登録を果たしました。特に2017年4月25日のセントルイス・カージナルス戦では、その独特な得点方法で話題となりました。

プレースタイルと特徴

コグランはユーティリティープレイヤーとして知られ、多様なポジションでプレーする能力を持っています。しかし、彼のプレースタイルには危険な側面もあります。2009年には、試合中に岩村明憲選手に対して過剰なスライディングを行い、大ケガを負わせたことがあります。また、2015年にもピッツバーグ・パイレーツ戦で似たような事例がありました。

獲得タイトル・表彰

• - 新人王：2009年
• - オールスター・フューチャーズゲーム選出：1回（2007年）

詳細情報

彼の背番号は、チームによって異なりますが、マーリンズ時代には8番、カブス時代には3番をつけていました。コグランは、MLBにおけるユーティリティープレイヤーとしての多才さを活かし、多くの人に記憶される選手となっています。

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