クリス・ジョーンズ (パンター)

クリス・ジョーンズ：ダラス・カウボーイズを支えたパンターの軌跡

クリス・ジョーンズ（Chris Jones、1989年7月21日 - ）は、ジョージア州ローム出身のアメリカンフットボール選手でした。ポジションはパンター。

カウボーイズでの挑戦

カーソン・ニューマンカレッジから2011年にドラフト外でダラス・カウボーイズに入団。当初はロースターに残れませんでしたが、シーズン中に怪我人が出たことでチャンスを得ます。しかし、定着は難しく、プラクティス・スクワッドとの契約を繰り返しました。

2012年には膝の怪我（ACL損傷）で長期離脱を余儀なくされます。一時的にブライアン・ムーアマンが代役を務めましたが、ムーアマンの負傷により、ジョーンズは再びフィールドへ。しかし、すぐに故障者リスト入りとなりました。

スコアボード直撃事件

2013年のプレシーズンゲームでの珍プレーは、彼のキャリアにおけるハイライトの一つでしょう。シンシナティ・ベンガルズ戦で、彼の蹴ったパントがAT&Tスタジアムのスコアボードに直撃。当初、審判は気づきませんでしたが、リプレイ検証で判明し、蹴り直しとなりました。しかし、その蹴り直しでブランドン・テイトが75ヤードのリターンTDを記録。思わぬ形で試合を盛り上げました。

カウボーイズでの活躍と苦難

2014年にはカウボーイズと契約を延長し、平均45.4ヤードのパント、20ヤード以内のパント21回、ネット平均39.8ヤード、最長64ヤードという記録を残しました。2015年にはリーグ3位となる平均42.5ヤードを記録するなど、安定したパフォーマンスを見せました。

2016年は平均45.9ヤード、最長66ヤード、ネット平均40.5ヤードを記録。

2018年12月16日のインディアナポリス・コルツ戦で通算100試合出場を達成。

しかし、2019年には怪我の影響でパントの平均ヤード・ネット平均がリーグ最低となるなど、苦しいシーズンを送ります。2020年には手術のため負傷者リスト入りし、その後の活躍を見ることはできませんでした。

クリス・ジョーンズは、必ずしも常に最高のパフォーマンスを発揮できたわけではありませんが、ダラス・カウボーイズを支え続けたパンターとして、記憶されるでしょう。

参考

NFL.com
ESPN
* Pro-Football-Reference

もう一度検索