クリトリック・リス

クリトリック・リス：サブステージの王様からマルチタレントへ

クリトリック・リスは、スギム氏によって結成された日本のソロ音楽ユニットです。
「下ネタのナポレオン」というキャッチコピーで知られ、テルミンを股間部に取り付けた独特のステージ衣装とパフォーマンスで注目を集めています。数々のフェスやサーキットイベント、特にサブステージでの活躍から「サブステージの王様」と呼ばれるほどの人気ぶりです。

波瀾万丈の音楽人生

スギム氏は、音楽経験ゼロの広告会社員として36歳で人生を転換します。行きつけのバーで結成したバンドは、初ライブでメンバー全員にドタキャンされるというまさかの事態に見舞われます。しかし、この逆境をバネに、やけくその勢いでパンツ一丁、リズムマシーンとの即興パフォーマンスを敢行。これが話題を呼び、後藤まりこ氏や劔樹人氏のイベントに招かれることとなります。

その後、サラリーマンと音楽活動の両立に苦悩したスギム氏は、2012年に会社を退社。東京や地方でのライブ活動を本格化させます。ユニバーサルミュージック・グレートハンティング所属の加茂啓太郎氏に見出され、「夏の魔物」などの大型イベントへの出演を果たします。

2015年には井口昇監督によるMV「バンドマンの女」を公開、同楽曲の配信を開始。そして初の全国流通盤アルバム『あなたのあな』をリリース、渋谷WWWでワンマンライブを開催。音楽活動はますます活発化していきます。

音楽の枠を超えた活躍

クリトリック・リスの活動は音楽にとどまりません。2016年には映画『光と禿』で主演を務め、MOOSIC LAB 2016でベストミュージシャン賞と最優秀男優賞の2冠を獲得。文化放送「くにまるジャパン極」のコンテストでグランプリを獲得するなど、演技の才能も開花させました。

その後も精力的にアルバムをリリースし、2019年には日比谷野外大音楽堂で50歳誕生日を祝うワンマンライブを開催。2000人を超える観客を集め、チケットは当日券まで完売する盛況ぶりでした。りんご音楽祭でのメインステージ大トリ、渋谷クアトロでのワンマン公演など、大きな成功を収めています。

ラジオパーソナリティやCMナレーションなど多様な活動

2020年には茨城放送で「ミッドナイトクレイジーラジオ」のメインパーソナリティを務めるなど、ラジオでも活躍の場を広げます。2021年には石川県のアウトレット家具店「ファニチャーエクスプレス」のテレビCMのナレーションと音楽を担当するなど、その活動は多岐にわたります。

2023年にはラジオ番組のスポンサー獲得に自ら営業活動を行うなど、その活動は衰えることを知りません。

クリトリック・リスの作品

クリトリック・リスは、これまでに数多くのアルバムやライブ盤をリリースしています。代表的な作品には『あなたのあな』『HAGECORE』『ENDLESS SCUMMER』などがあり、自主レーベル「SCUM EXPLOSION」からも作品を発表しています。また、オムニバスCDやDVDへの参加、映画への出演、雑誌への寄稿など、幅広い活動でその存在感を示しています。

まとめ

クリトリック・リスは、独特のスタイルとパフォーマンスで音楽シーンにインパクトを与え続けているアーティストです。音楽活動にとどまらず、映画、ラジオ、CMなど多方面で活躍するスギム氏の才能は、これからもますます注目を集めていくことでしょう。その独特な世界観と、持ち前のエンターテイナー精神は、これからも多くの人々を魅了し続けるに違いありません。

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