加茂啓太郎

加茂啓太郎

加茂啓太郎（かも けいたろう）は、1960年3月3日生まれ、東京都出身の音楽プロデューサーです。現在はソニー・ミュージックエンタテインメント RED制作部に所属し、多岐にわたるアーティストのプロデュースを手がけています。

経歴

青山学院大学を1983年に卒業後、東芝EMI（現ユニバーサルミュージック）に入社。邦楽ディレクター・A&Rとして、ちわきまゆみ、サンディー&ザ・サンセッツ、THE WILLARD、村田和人、EARTHSHAKER、原田喧太、THE FUSE、ジャックスの再発などを担当しました。幅広いジャンルのアーティストを手がけ、その才能を発揮しました。

1996年には、つぼイノリオの「金太の大冒険」の再発や、ベスト・アルバム『あっ超ー』のディレクターとして制作に関わりました。宣伝部門へ異動後は、松任谷由実、吉川晃司、高中正義、佐藤博などの著名アーティストを担当。宣伝業務と並行して、ウルフルズ、SUPER BUTTER DOG、ナンバーガールといった、後の音楽シーンを牽引するアーティストの発掘・育成にも尽力しました。

1998年からは、新人発掘担当としてEMI内に「Great Hunting」を立ち上げました。このプロジェクトからは、ART-SCHOOL、Base Ball Bear、フジファブリック、氣志團、相対性理論、The SALOVERS、赤い公園、ハナエ、KUMAMI、Mrs. GREEN APPLE|Mrs._GREEN_APPLE、My Hair is Bad|My_Hair_is_Bad、the peggiesなど、数多くの人気アーティストがデビュー。日本の音楽シーンに新たな風を吹き込みました。

2011年頃からは、BiSやでんぱ組.incの活躍をきっかけにアイドルシーンにも注目するようになります。2014年には寺嶋由芙のサウンド・プロデュースを手がけ、2015年には自ら女性アイドルグループ・フィロソフィーのダンスを結成し、アイドル運営にも乗り出しました。

また、クリトリック・リスの才能にもいち早く注目し、2015年より2枚のアルバムのディレクターを務めました。幅広い音楽への深い理解と愛情が、彼のプロデュースワークを支えています。

2015年末にユニバーサルミュージックを退社後、2016年3月からはソニー・ミュージックエンタテインメントに所属。2022年からはCIRGO GRINCOのプロデュースを担当するなど、常に新しい才能の発掘と育成に情熱を注いでいます。

著書

『ミュージシャンになる方法』青弓社（2001年）ISBN 978-4787271389
『ミュージシャンになる方法 増補版』青弓社（2002年）ISBN 978-4787271495
『ミュージシャンになろう!』青弓社（2013年）ISBN 978-4787273383

これらの著書では、自身の経験に基づいた音楽業界に関する貴重な情報や、ミュージシャンを目指す人々へのアドバイスが満載です。

外部リンク

音楽にこんがらがって - gooブログ
* 加茂啓太郎 (@keitarokamo) - X（旧Twitter）

音楽プロデューサーとしての活動に加え、執筆活動やSNSを通じて、音楽の魅力を発信し続けています。

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