クリノプレミアム

クリノプレミアム：シンデレラストーリーを駆け抜けた競走馬

2017年3月23日生まれのクリノプレミアムは、競走馬として華々しい活躍を見せました。デビューは2歳(2019年)10月。東京芝1600mの新馬戦で5着とまずまずのスタートを切りましたが、続く未勝利戦では2着と好走。その後も惜しい競馬が続き、4戦目で初勝利を手にしました。

3歳(2020年)に入ると、春菜賞で2着に入るなど期待が高まりましたが、アネモネステークスでは11着と大敗。その後、骨折が発覚し、長期休養を余儀なくされます。8ヶ月ぶりの復帰戦では2着と好走を見せるも、その後は勝ちきれないレースが続きました。

4歳(2021年)になると、転機が訪れます。初ダートとなったレースで2馬身半差の圧勝劇。2勝目を飾ると勢いに乗りました。その後、芝に戻ってからは3勝目を挙げ、オープン入りを果たしました。長岡ステークスでは接戦を制し、重賞への挑戦権を掴みます。しかし、キャピタルステークスでは11着、初重賞挑戦となったターコイズステークスでは12着と、結果を残すことができませんでした。

5歳(2022年)の春、京都金杯では5着と健闘しますが、続く京都牝馬ステークスでは16着と大きく崩れました。しかし、ここで諦めることはありませんでした。中山牝馬ステークス。15番人気という低評価を覆し、中団後方から直線で鋭く脚を伸ばし、アブレイズを差し切って見事優勝。重賞初制覇という金字塔を打ち立てました。このレースは15番人気、12番人気、1番人気という大波乱の決着で、3連単は173万7720円という高額配当を記録しました。続く福島牝馬ステークスでは2着と惜敗。ヴィクトリアマイルでは16着と結果を残せませんでしたが、中山牝馬ステークスでの勝利は、クリノプレミアムの競走馬としてのキャリアの中でも、最も輝かしい瞬間となりました。

クリノプレミアムの馬名の由来は冠名と賞に由来すると言われています。その名の通り、数々のレースで賞金を獲得し、関係者やファンを魅了しました。数々の困難を乗り越え、数々の勝利を掴んだクリノプレミアム。その競走人生は、まさにシンデレラストーリーと言えるでしょう。その活躍は、多くの競走馬ファンに感動と興奮を与え続けました。彼女の競走成績はnetkeiba.com、JBISサーチなどで確認できます。

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