クリプト・ドットコム・アリーナ

クリプト・ドットコム・アリーナの概要

クリプト・ドットコム・アリーナは、ロサンゼルスの中心部に位置する多目的屋内競技場で、1999年に完成しました。建設にはアンシュッツ・エンターテイメント・グループ（AEG）が約3億7500万ドルを投じており、以降数々のイベントが開催されています。最初は「ステイプルズ・センター」という名称で運営されており、事務用品販売のステイプルズが命名権を保有していましたが、2021年に暗号通貨プラットフォームのクリプト・ドットコムが命名権を取得し、現在の名称に変更されました。

このアリーナは年に250以上のイベントを受け入れ、約400万人以上の来客があります。主なスポーツチームとして、NBAのロサンゼルス・レイカーズ、ロサンゼルス・クリッパーズ、WNBAのロサンゼルス・スパークス、NHLのロサンゼルス・キングスなどがここを本拠地にしています。外観には、NBAとNHLの偉大な選手たちの銅像が立ち並び、特にバスケットボールファンにとっては歴史的な意義を持つ場所です。

歴史的なイベント

アリーナのこけら落とし公演は1999年10月17日に行われたブルース・スプリングスティーンとEストリートバンドのコンサートでした。以来、毎年2月には世界的に有名なグラミー賞が開催され、その音楽界での影響力を示しています。また、2000年には民主党全国大会も行われ、政治的な舞台としても利用されました。

アリーナでは、2002年に全米フィギュアスケート選手権、NHLオールスターゲーム、2004年のNBAオールスターゲームなど、数多くの重要なスポーツイベントが行われました。特に2006年1月22日には、コービー・ブライアントがNBA史上2位となる1試合81得点を記録しました。

エンターテインメントの中心

また、プロレスファンにとっても重要な場所であり、WWEの大イベントであるレッスルマニア21が2005年に開催された他、サマースラムの会場としても利用され続けています。2009年には世界フィギュアスケート選手権が開催され、同年にはマイケル・ジャクソンの公開追悼式も行われるなど、音楽やスポーツの枠を超えた様々なイベントをフィーチャーしています。

施設の特徴

アリーナの収容能力はコンサートでは20,000人、バスケットボールの試合では18,997人、アイスホッケーやアリーナフットボールの場合は18,118人です。過去の最多入場者数は2009年1月24日のボクシングWBAウェルター級タイトルマッチで、20,820人が集まりました。

また、アリーナ内にはレイカーズやクリッパーズ、キングス専用のロッカールームや更衣室が整備されています。特に、スイートレベルにはアリーナを見渡せるレストランやクラブスペースがあり、観戦体験をより贅沢なものにしています。アリーナ内には会議室も併設されており、イベント以外でもビジネスシーンで活用されることが多いです。

まとめ

クリプト・ドットコム・アリーナは、ロサンゼルスのみならず、全米においても重要なスポーツとエンターテインメントの中心地です。その多彩な歴史と、数々の記憶に残るイベントから、今後も多くの人々に愛され続ける場所であることが期待されます。

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