クレイグ・ポーソン

クレイグ・ポーソン

クレイグ・ポーソン（Craig Pawson、1979年3月2日 - ）は、イングランドのサッカー審判員です。サウス・ヨークシャーを拠点に活動し、主にプレミアリーグで試合を担当しています。シェフィールド＆ハラムシャー郡サッカー協会に所属しています。

キャリア

ポーソンは1993年から審判員としてのキャリアをスタートさせ、着実に実績を重ねてきました。2012-13シーズンには、フットボールリーグ（EFL）で定期的に審判を務めるようになります。EFLチャンピオンシップ（2部相当）で12試合を担当したほか、ウェンブリー・スタジアムで行われたEFLリーグ2（4部相当）プレーオフ決勝、クルー・アレクサンドラ対チェルトナム・タウンの試合も担当しました。

プレミアリーグでのデビューは2013年3月。リバティ・スタジアムで行われたスウォンジー・シティ対ニューカッスル・ユナイテッドの試合で、スウォンジーが1-0で勝利しました。

2014年4月には、ウェンブリー・スタジアムで行われたFAカップ準決勝、ウィガン・アスレティック対アーセナルの試合で第4審判を務めました。

2015年、ポーソンはFIFA国際審判員リストに登録されました。これにより、国際試合やUEFAチャンピオンズリーグ、UEFAヨーロッパリーグなどの試合で審判を務める資格を得ました。当時、イギリスからは7番目の国際審判員となりました。

2015年には、フットボールリーグカップ決勝（チェルシー対トッテナム）とFAカップ決勝（アーセナル対アストン・ヴィラ）で第4審判を務めています。

スパイゲート事件

2019年5月、ポーソンはEFLチャンピオンシッププレーオフ準決勝、ダービー・カウンティ対リーズ・ユナイテッドの試合を担当しました。この試合は、シーズン中に「スパイゲート事件」が発生したことで大きな注目を集めていました。スパイゲート事件とは、リーズ・ユナイテッドがダービー・カウンティの練習場にスパイを送り込んだとされる事件で、リーズはEFLから20万ポンドの罰金を科されました。

試合中、ポーソンは後半にダービー・カウンティにペナルティキックを与えましたが、副審のアドバイスを受けてこれを覆しました。この判定は物議を醸しましたが、試合は最終的にリーズ・ユナイテッドが0-1で勝利しました。

ポーソンは、国内リーグだけでなく、国際舞台でも経験を積んでおり、今後の活躍が期待される審判員の一人です。

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