クレヨンしんちゃん オラとポイポイ

『クレヨンしんちゃん オラとポイポイ』の概要

『クレヨンしんちゃん オラとポイポイ』は、1993年8月27日にバンダイから発売されたファミリーコンピュータ専用のアクションパズルゲームです。このゲームは、日本の人気アニメシリーズ『クレヨンしんちゃん』を題材にしており、知名度の高いキャラクターたちが登場します。これはクレヨンしんちゃんをテーマにしたファミリーコンピュータ用ゲームの中では唯一の作品でもあります。

ゲームの開発背景

本作は、1993年4月にリリースされたゲームボーイ用ソフト『クレヨンしんちゃん オラとシロはお友達だよ』、および同年8月初旬に登場したスーパーファミコン用ソフト『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ園児』に続く、バンダイによる『クレヨンしんちゃん』関連ゲームの第3弾となります。また、通常のファミリーコンピュータ用カセットだけでなく、ファミリーコンピュータ用周辺機器「データック」に接続可能なミニカセットも発売されました。このミニカセットは、既にデータックを所有しているユーザー向けにお手頃な価格で提供され、ファミリーコンピュータ版と同じ内容で楽しめます。しかし、データックの特性であるバーコード読み取り機能は利用されていません。

ゲームプレイのメカニクス

『オラとポイポイ』は、落ち物系のパズルを基にした対戦型のアクションゲームで、最大2人のプレイヤーで競い合って遊ぶことができます。

ゲームフィールドの構成

ゲームは、縦に6マス、横に10マスのゲームフィールドで展開され、各プレイヤーの陣地が両側に配置されています。プレイヤーはそれぞれキャラクターを操作し、ゲームフィールドに放り込まれるパーツを使ってブロックを相手側に運びます。パーツは、絵や記号が描かれた板で、同じ柄のパーツが縦か横に並ぶことで消える仕組みです。

パーツとブロック

ゲーム開始時には、両プレイヤーのフィールドに茶色のブロックが配置されます。これらのブロックは移動しますが、連鎖して消えることはありません。パーツは、ゲームを進める中で上下に連結された状態でプレイヤーに渡され、必要に応じて上下を入れ替えたり、位置を変更できます。

スペシャルパーツと連鎖消し

パーツを消す際の連鎖が成功することで、星型のスペシャルパーツがもらえます。これを使用すると、自分のブロックとパーツを相手側に押し出すことができるため、戦略の幅が広がります。

ゲームモード

本作には、シングルプレイと対戦プレイの両方のモードが用意されています。

1. どらまもーど: プレイヤーはシナリオに沿って進行し、コンピュータに勝ち抜いていきます。各話にはアニメーションシーンが挿入され、対戦後にはアイキャッチが再現されるなど、視覚的にも楽しめる要素があります。
2. とことんもーど: 自由にコンピュータと対戦できるモードで、対戦相手やパーツの速度を調整することが可能です。
3. たいせんもーど: 2人で向かい合った形で対戦することができ、ハンデをつけることもできます。ここでは両プレイヤーが同じキャラクターを操ります。

まとめ

『クレヨンしんちゃん オラとポイポイ』は、単なるアクションパズルゲームではなく、アニメファンにも楽しめる内容で構成されています。しんちゃんのユーモアあふれるキャラクターたちと共に、華麗な連鎖を決めて、ライバルに勝つ楽しさを味わうことができるのも、このゲームの魅力の一つと言えます。

もう一度検索