クロノシリーズ

クロノシリーズ

クロノシリーズは、株式会社スクウェア・エニックス（旧スクウェア）から発売されている人気RPGシリーズです。このシリーズの最大の特徴は、タイムトラベルやパラレルワールドといったSF的なテーマを巧みに取り入れ、それぞれの作品ごとに異なるゲームデザインが展開される点です。プレイヤーは、時空を超えた壮大な冒険を通じて、シリーズ全体で一貫した世界観と物語を楽しむことができます。

シリーズ作品一覧

1. クロノ・トリガー (1995年3月11日発売、SFC、PS、DS、VC、GA、iOS・Android、Steam)
- シリーズの原点となる作品で、テーマは「タイムトラベル」です。プレイヤーは、同じ世界の異なる時代を行き来しながら冒険を繰り広げます。過去の出来事が未来に影響を与えるなど、時間軸を駆使した物語が特徴です。

2. クロノ・クロス (1999年11月18日発売、PS、GA)
- シリーズ2作目にあたる作品で、テーマは「パラレルワールド」です。プレイヤーは、異なる歴史を歩んだ二つのパラレルワールドを行き来し、それぞれの世界で起こる出来事を体験します。前作から20年後の世界が舞台ですが、直接的な続編ではなく、異なる時間線上での未来を描いています。

- クロノ・クロス：ラジカル・ドリーマーズ エディション (2022年4月7日発売、Switch、PS4、X1、Steam)
- 『クロノ・クロス』のリマスター版で、グラフィックの向上や追加要素が盛り込まれています。

3. ラジカル・ドリーマーズ -盗めない宝石- (1996年2月3日発売、SFC)
- 『クロノ・トリガー』に関連したサウンドノベル作品です。『クロノ・クロス』のメインシナリオのベースとなっており、『クロス』とは異なる世界観で物語が展開されます。『クロノ・クロス：ラジカル・ドリーマーズ エディション』にも同時収録されています。

開発中止となった作品

クロノ・ブレイク
- シリーズ3作目として2001年にスクウェア（当時）が商標登録を行いましたが、開発は中止されました。この作品のアイデアは、後に『ファイナルファンタジー レジェンズ 時空ノ水晶』に活かされています。

関連作品と影響

クロノシリーズは、他の多くのゲーム作品にも影響を与えています。以下にその関連作品をいくつか紹介します。

ゼノギアス
- 『クロノ・トリガー』の続編企画が原点であり、加藤正人や光田康典など、多くのスタッフが共通しています。監督・脚本は『クロノ・トリガー』のグラフィックディレクターであった高橋哲哉氏が担当しています。

いけにえと雪のセツナ、LOST SPHEAR
- 『クロノ・トリガー』のゲームシステムをベースにした作品です。往年のRPGファンには馴染み深いシステムで、クロノシリーズのような冒険を楽しめます。

ファイナルファンタジー レジェンズ 時空ノ水晶
- 開発中止となった『クロノ・ブレイク』のアイデアをリワークした作品で、時を超える物語や、中世、古代、未来といった時間軸が共通しています。また、キャラクター設定にも『クロノ・トリガー』を彷彿とさせる要素が見られます。シナリオは『クロノ・トリガー』のディレクターの一人であった時田貴司氏が担当しました。

* アナザーエデン 時空を超える猫
- 加藤正人や光田康典が参加しており、時を超えた物語やパラレルワールドといったテーマが共通しています。『クロノ・クロス』のキャラクターが登場するほか、カエルやルッカに似たキャラクターも登場します。

公式情報

• - クロノシリーズ 公式X (旧Twitter): @CHRONO_CROSS_RD

クロノシリーズは、その革新的なゲームデザインと魅力的なストーリーで、今もなお多くのファンを魅了し続けています。時を超えた冒険をぜひ体験してください。

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