クンバ

クンバ：カメルーン南西部の要衝都市

クンバは、カメルーンの南西州に位置する都市です。2012年の時点で人口は約17万3千人を超え、州内最大の都市として知られています。市民の約75%を若者が占めており、活気あふれる街並みが特徴です。

地理

クンバは、南西州における交通の要所でもあります。主要道路がクンバから放射状に伸びており、州内の様々な地域へのアクセスが容易です。ただし、州都はクンバではなく、ブエアです。

また、クンバ周辺には、カメルーン最大の火山弧であるバロンビ・ムボが存在し、豊かな自然環境が広がっています。

経済

クンバは、ココア、椰子油、材木などの集散地として経済的に重要な役割を果たしています。カメルーンの英語圏地域における交通の要所であり、多くのナイジェリア人が訪れるなど、活発な経済活動が展開されています。

交通

カムレールの西の終点であり、鉄道輸送の拠点としての役割も担っています。

言語・民族

住民の多くは英語、ピジン英語、そして一つ以上の現地語を話します。主要な先住民族はバファウ人で、バファウ・バロン語（ドゥアラ語、ムボー語、マネングバ語、南バントゥー語族に類似）を話します。

バファウ人は、HRH Fon Victor Esemisongo Mukete 最高首長によって統治されています。彼は現在、通信会社のカムテルや、200km2以上の広大な土地を所有するムケテ農業有限会社を率いています。しかし、クンバは国際都市であるため、バファウ人は人口の数パーセントに過ぎません。文化の多くは失われつつありますが、バファウ語は高齢者によって保存されています。

著名人

クンバ出身の著名人としては、以下のような人物が挙げられます。

セルジュ・ベッツェン(Serge Betsen Tchoua)：1974年生まれのラグビー選手。イングランドのコヴェントリーにあるロンドン・ワスプスに所属。
エヨング・エノー(Eyong Tarkang Enoh)：1986年生まれのサッカー選手。カメルーン代表であり、ベルギーのリエージュにあるスタンダール・リエージュに所属。

まとめ

クンバは、カメルーン南西州における経済・交通の要所であり、多様な民族が暮らす国際都市です。豊かな自然と独自の文化が共存するこの街は、カメルーンの魅力を語る上で欠かせない存在と言えるでしょう。

関連項目

* カメルーンの都市の一覧

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