ク・ヨンフェ

ク・ヨンフェ（Younghoe Koo）は、1994年8月3日、韓国のソウル特別市で生まれたアメリカンフットボール選手です。現在はNFLのアトランタ・ファルコンズに所属し、プレースキッカー（K）として活躍しています。彼は韓国出身としては4人目のNFL選手です。

生い立ちと経歴

ク・ヨンフェは幼少期にサッカーをしていましたが、小学生の頃に看護師である母親を追ってアメリカ合衆国ニュージャージー州リッジウッドに移住しました。アメリカでアメリカンフットボールを始め、リッジウッド高校からジョージアサザン大学へと進学しました。

2017年のNFLドラフトでは指名を受けませんでしたが、ロサンゼルス・チャージャーズにドラフト外で入団を果たしました。チャージャーズでは4試合に出場し、6回のフィールドゴール機会中3回成功という成績でチームを去りました。

2019年1月14日、新設されたアライアンス・オブ・アメリカン・フットボール(AAF)のアトランタ・レジェンズと契約し、シーズンでは14回のフィールドゴール機会で全て成功させました。しかし、AAFはシーズン途中で中止となり、解散。その後、10月4日にスティーブン・ゴストコウスキーが怪我で欠場したニューイングランド・ペイトリオッツと練習生契約を結びましたが、10月15日に放出されました。10月29日には、マット・ブライアントを放出したアトランタ・ファルコンズと契約しました。ファルコンズでは8試合に出場し、26回のフィールドゴール機会のうち23回を成功させました。2020年2月18日、クはファルコンズと1年の契約延長にサインしました。

2020年には、自身初となるプロボウルに選出され、その実力が認められました。

プレースキッカーとしての特徴

ク・ヨンフェは、正確なキックとプレッシャーに強いメンタルが持ち味です。AAFでの全キック成功や、ファルコンズでの高い成功率がそれを証明しています。また、困難な状況でも冷静さを保ち、チームに貢献できる選手として評価されています。

今後の展望

プロボウル選出を機に、更なる活躍が期待されています。アトランタ・ファルコンズの中心選手として、チームの勝利に貢献するとともに、NFLにおけるアジア人選手の地位向上にも貢献することが期待されています。

年度別成績

レギュラーシーズン(2020年度シーズン終了時)

太字は自身最高記録
■は各年度のリーグ最高記録

外部リンク

通算成績と情報 NFL.com, or ESPN, or Pro-Football-Reference （英語）
Atlanta Falcons bio （英語）
* Georgia Southern Eagles bio （英語）

もう一度検索