グレイバー・トーレス

グレイバー・デビッド・トーレス・カストロ

グレイバー・デビッド・トーレス・カストロ（Gleyber David Torres Castro）は1996年12月13日にベネズエラのミランダ州カラカスで生まれたプロ野球選手で、現在はMLBのニューヨーク・ヤンキースに所属する内野手です。右投右打の彼は、特にその打撃力とフィールディング技術により、一躍注目を浴びています。

経歴

プロ入りとカブス傘下時代

トーレスは2013年にインターナショナル・フリーエージェントとしてシカゴ・カブスと契約し、翌年の2014年にプロデビューを果たしました。彼は傘下のルーキー級アリゾナリーグ・カブスでプレーし、50試合に出場して打率.297、2本塁打、33打点、10盗塁を記録します。この成功により彼はその後も成長を続け、2015年にはA級サウスベンド・カブスとA+級マートルビーチ・ペリカンズで126試合に出場し、打率.287、3本塁打、64打点、22盗塁を記録しました。

ヤンキース時代

2016年7月、トーレスはアロルディス・チャップマンとのトレードでニューヨーク・ヤンキースに移籍しました。移籍した後も彼の活躍は続き、傘下のA+級タンパ・ヤンキースでプレーし2球団合計で125試合に出場、打率.270、11本塁打、66打点、21盗塁を記録しました。同年のオフにはスコッツデール・スコーピオンズでのアリゾナ・フォールリーグにおいて、リーグ最年少選手ながらもMVPに選出されるなど、その実力が証明されました。

しかし、2017年には本塁打でのクロスプレーで左肘に負傷し、トミー・ジョン手術を受けることになり、全シーズンを欠場することとなりました。2018年、彼はAAA級スクラントン・ウィルクスバリからメジャーに昇格し、初めてのメジャーデビューを果たします。デビュー戦ではトロント・ブルージェイズ対戦にて先発出場し、その後も多くの記録を打ち立てました。特に、5月6日に放ったサヨナラ本塁打は球団史上最年少記録であり、9月7日には100安打を達成し、最年少記録の一つを更新しました。

成績と功績

トーレスは2019年シーズンで38本塁打を記録し、チーム内でトップの成績を収めました。その後、2020年から2023年にかけても彼の成績は安定しており、2度のMLBオールスターゲーム選出（2018年、2019年）など数々の栄誉を手にしています。また、2023年にはワールド・ベースボール・クラシックでベネズエラ代表としても活躍しました。

報酬と評価

トーレスはその若さにもかかわらずすでに高い評価を受けており、MLBの将来を担う選手の一人として期待されています。彼の成績は日々向上しており、このままいけばさらなる記録を打ち立てることでしょう。今後の彼の活躍に注目です。

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