グレゴリー・エチェニケ

グレゴリー・ホスエ・エチェニケ・カリージョ

グレゴリー・ホスエ・エチェニケ・カリージョ（Gregory Joshue Echenique Carrillo、1990年11月23日生まれ）は、ベネズエラ出身のプロバスケットボール選手です。現在は日本のBリーグ、熊本ヴォルターズに所属し、センターとして活躍しています。また、ベネズエラ代表としても国際的な舞台で豊富な経験を持っています。

来歴

エチェニケは、大学時代にアメリカでバスケットボールをプレーしました。2008年から2009年まではラトガース大学、2010年から2011年まではクレイトン大学に在籍し、着実にスキルを磨きました。

2013年のNBAドラフトでは指名を受けることはできませんでしたが、その後ドイツ・ブンデスリーガのMHPリーゼン・ルートヴィヒスブルクと契約し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。しかし、10試合に出場した後、12月にチームを解雇されました。

2014年1月には、ベルギーPBLのBCオーステンデと2か月間の契約を結びました。その後、プエルトリコのバケロス・デ・バヤモンへの移籍を試みましたが、ビザの発給に時間がかかり、チームをサポートする日々が続きました。4月には、ブレント・ライトの負傷によりオーステンデのロースターに復帰し、再びプレーする機会を得ました。しかし、12月27日にオーステンデを退団し、翌日には母国ベネズエラのグアロス・デ・ララと契約しました。

グアロス・デ・ララでは、2016年にFIBAアメリカリーグとインターコンチネンタルカップで優勝を経験し、大きな成功を収めました。

2018年9月23日、エチェニケは日本のBリーグ、島根スサノオマジックと契約し、日本でのプレーを開始しました。2019年5月26日には、広島ドラゴンフライズに移籍し、活躍の場を広げました。

2022年6月23日、福島ファイヤーボンズへ移籍し、2シーズンにわたりチームに貢献しました。

2024年10月には、契約満了となっていた福島と短期選手契約を締結しましたが、11月12日には熊本ヴォルターズと新たに選手契約を結び、新天地での活躍を目指しています。

ベネズエラ代表

エチェニケは、ベネズエラ代表としても長年にわたり活躍しています。2009年と2011年のアメリカ選手権、2012年南米選手権、ロンドンオリンピック世界最終予選、2015年パンアメリカンゲームズ、2016年南米選手権など、数々の国際大会に出場しています。南米選手権では、2012年に銀メダル、2016年には金メダルを獲得し、チームの勝利に大きく貢献しました。また、2016年のリオデジャネイロオリンピックにも出場を果たしています。

プレースタイル

恵まれた体格を生かしたインサイドでのプレーが持ち味で、リバウンドやブロックショットなど、ディフェンス面でもチームに貢献します。また、近年はアウトサイドシュートの精度も向上しており、オフェンスの幅を広げています。ベネズエラ代表では中心選手として活躍し、国際試合の経験も豊富です。

まとめ

グレゴリー・エチェニケは、国際経験豊富なベテランセンターとして、熊本ヴォルターズに加入しました。Bリーグでの活躍はもちろんのこと、ベネズエラ代表としての今後の活躍にも期待がかかります。

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