グレッグ・スティームスマ

グレゴリー・スティームスマ（1985年9月26日生まれ）は、アメリカ合衆国ウィスコンシン州出身の元バスケットボール選手です。センターとして活躍し、現在はミネソタ・ティンバーウルブズでコーチの職に就いています。

スティームスマのバスケットボールキャリアは、ウィスコンシン大学でのプレーから始まりました。地元高校からウィスコンシン大学に進学した彼は、しかしながら、1年生と2年生の時期に右足の負傷に悩まされました。3年生と4年生になっても平均得点は3点台に留まり、2008年のNBAドラフトではどのチームからも指名を受けることができませんでした。

NBAドラフトでの指名漏れ後、スティームスマは海外リーグに挑戦することを決意します。彼はまずターキッシュ・バスケットボール・リーグでプロとしてのキャリアをスタートさせました。その後は韓国リーグやNBAの下部リーグであるDリーグでもプレー経験を積み重ね、スキルと経験を磨いていきました。

そして、2011年12月9日、念願のNBA入りを果たします。ボストン・セルティックスと契約し、NBAの舞台に立つことができました。セルティックスで1シーズンプレーした後、2012年7月には制限付きFA（フリーエージェント）となり、ミネソタ・ティンバーウルブズからオファーシートにサインしました。セルティックスはオファーをマッチングせず、スティームスマはウルブズへの移籍が決定しました。ウルブズでは76試合に出場しましたが、2012-13シーズン終了後の2013年7月に解雇されてしまいます。

その後もスティームスマはNBAでのキャリアを続けようと、ニューオーリンズ・ペリカンズ、トロント・ラプターズと所属チームを変えながらプレーを続けました。しかし、出場機会は徐々に減少していき、2015-16シーズン開幕前にはオーランド・マジックのトレーニングキャンプに参加したものの、開幕前に解雇されました。結局、2015-16シーズンはどのチームとも契約することができず、シーズンを棒に振ることとなりました。

2016年9月12日には、ポートランド・トレイルブレイザーズとトレーニングキャンプ契約を結びましたが、これも開幕前の10月21日に解雇され、スティームスマの現役選手としてのキャリアは幕を閉じました。

大学時代からの怪我やNBAドラフトでの指名漏れといった困難を経験しながらも、海外リーグでの挑戦やNBAでのプレーを通して、彼は多くの経験を積みました。その後はコーチとして新たなキャリアをスタートさせたスティームスマの今後の活躍にも注目が集まります。彼の経験は、若い選手たちにとって貴重な財産となることでしょう。

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