グレナレン・ヒル

グレナレン・ヒル（Glenallen Hill, 1965年3月22日 - ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンタクルーズ出身の元プロ野球選手、野球指導者。

選手としてのキャリア

1983年のMLBドラフト9巡目でトロント・ブルージェイズから指名されプロ入り。メジャーデビューは1989年。当初は期待されたほどの活躍を見せられなかったものの、1995年にサンフランシスコ・ジャイアンツへ移籍後、24本塁打、86打点、25盗塁と才能を開花させた。

1998年にはシアトル・マリナーズとシカゴ・カブスでプレー。打率.310、20本塁打を記録し、特にカブス復帰後の48試合では打率.351と高打率を残し、チームのプレーオフ進出に大きく貢献した。

2000年にはカブスとニューヨーク・ヤンキースでプレーし、自己最多となる27本塁打を記録。ヤンキース移籍後の40試合では打率.333、16本塁打と、再びチームの優勝争いに貢献した。2001年にアナハイム・エンゼルスでプレーし、現役を引退。

指導者としてのキャリア

引退後は2003年よりコロラド・ロッキーズ傘下のマイナー球団でコーチを務め、指導者としてのキャリアをスタート。2007年にはロッキーズの一塁コーチに昇格し、2012年まで務めた。

その後、ロッキーズ傘下のAAA級球団（コロラドスプリングス・スカイソックス、アルバカーキ・アイソトープス）の監督を2013年から2019年まで務め、若手選手の育成に尽力した。

人物

ヒルは子供の頃から異常なほどのクモ嫌いであった。ブルージェイズ時代の1990年には、クモが原因で怪我をするという事件が起こった。夢の中でクモに襲われ、ベッドから飛び起きて家具にぶつかり、アパート中が血だらけになったという。

家族

息子のグレナレン・ヒル・ジュニアも野球選手で、父と同じサンタクルーズ高等学校在学時の2019年、MLBドラフト4巡目でアリゾナ・ダイヤモンドバックスから指名されプロ入りしている。

プレースタイル

主に外野手として、右投げ右打ちでプレー。積極的な打撃と走塁が持ち味で、チームに勢いをもたらした。勝負強い打撃で、重要な場面での活躍も多かった。

年度別打撃成績

（省略）

表彰

プレイヤー・オブ・ザ・マンス：1回 （2000年8月）

背番号

29（1989年）
24（1990年 - 1991年）
1（1992年、1995年 - 1996年、1998年 - 同年途中）
22（1993年 - 同年途中）
34（1993年途中 - 同年終了、1997年）
4（1994年）
6（1998年途中 - 2000年途中）
31（2000年途中 - 2001年、2012年）
30（2007年 - 2011年）

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