グレン・デイビス (バスケットボール)

ロナルド・グレン・デイビス：愛称ビッグベイビー、記憶に残るインサイドプレーヤー

ロナルド・グレン・デイビス（Ronald Glen Davis、1986年1月1日 - ）は、アメリカ合衆国ルイジアナ州バトンルージュ出身の元プロバスケットボール選手です。NBAのボストン・セルティックスなどで活躍し、その愛らしい体格から「ビッグベイビー」の愛称で親しまれました。

大学時代とNBAドラフト

地元ルイジアナ州立大学では、1986年以来となるNCAAトーナメントファイナル4にチームを導くなど、目覚ましい活躍を見せました。2006年にはサウスイースタン・カンファレンスのプレイヤー・オブ・ザ・イヤーに選出され、オールアメリカ・セカンドチームにも選ばれるなど、その実力は高く評価されました。

2007年のNBAドラフトにアーリーエントリーし、2巡目全体35位でシアトル・スーパーソニックスから指名を受けましたが、直後にトレードでボストン・セルティックスへ移籍しました。

ボストン・セルティックスでの活躍

ルーキーシーズンとなった2007-2008シーズン当初は出場機会に恵まれませんでしたが、チームの主力選手の故障を機に先発の座を掴むと、持ち前の力強いプレーでチームに貢献しました。ファイナルでは貴重な時間に出場し、NBAチャンピオンの一員となりました。

08-09シーズンには、インサイドの控えとして出場機会を増やし、平均得点、リバウンド数ともに前シーズンを上回る成長を見せました。プレーオフでは全試合に先発出場し、カンファレンスセミファイナルではブザービーターを沈めるなど、勝負強さも発揮しました。

その後

2011年にオーランド・マジックへ移籍、2014年にはロサンゼルス・クリッパーズへ移籍しました。2015年オフにFAとなりましたが、怪我の影響もあり、その後引退を余儀なくされました。

プレースタイル

身長206cmと、インサイドの選手としては上背がある方ではありませんが、131kgの恵まれた体格を生かした、体を張ったプレーが持ち味です。また、その体型からは想像できないほどの優れたアジリティとミドルレンジジャンパーも兼ね備えています。そのプレースタイルから、ルイジアナ州立大学の先輩であるシャキール・オニールと比較され、「Big Baby」の愛称で親しまれました。

人物

2021年10月には、NBAの健康福祉給付制度を悪用した保険金詐欺事件に関与したとして起訴されました。

ロナルド・グレン・デイビスは、その愛嬌のあるキャラクターと、記憶に残るプレーで、多くのファンに愛された選手でした。

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