グローバル・ワン不動産投資法人

グローバル・ワン不動産投資法人（GOR）の概要

グローバル・ワン不動産投資法人（GOR）は、東京都千代田区に拠点を置く、東証一部上場企業である不動産投資法人（J-REIT）です。明治安田生命保険グループ、三菱UFJフィナンシャル・グループ、近鉄グループという、日本を代表する企業グループをスポンサーとして迎え、安定した経営基盤を構築しています。

GORの投資戦略は、駅へのアクセスが良好で、築年数の浅い、そして規模の大きいオフィスビルに特化しています。これらの条件を満たす物件への投資を通じて、高い収益性と安定した資産価値の向上を目指しています。

GORの資産運用は、スポンサー各社に加え、森ビルグループや三菱総合研究所といった不動産業界や金融業界の第一線で活躍する企業が株主として参画するグローバル・アライアンス・リアルティ社が行っています。この体制により、特定のスポンサーグループの意向に偏ることなく、多角的な視点から中立的な判断に基づいた資産運用を実現しています。各スポンサーの相互牽制が働くことで、透明性と公平性を保ち、投資家の利益を最大化することに注力しています。

沿革

GORは2003年4月4日に設立され、同年9月25日に東京証券取引所に上場しました。以来、着実な成長を続け、多くの実績を積み重ねています。

ポートフォリオ

2020年9月30日時点でのGORのポートフォリオは、11物件から構成され、取得価格の合計は1,912億円に上ります。物件は、東京や大阪などの主要都市に立地し、いずれも高品質で、高い需要が見込まれるオフィスビルです。

保有物件

GORは、以下のような主要なオフィスビルを保有しています。

大手町ファーストスクエア（区分所有権）
平河町森タワー（区分所有権）
楽天クリムゾンハウス青山
アークヒルズ 仙石山森タワー（区分所有権）
アルカセントラル（区分所有権）
豊洲プライムスクエア（準共有持分50%）
品川シーサイドウエストタワー（準共有持分50%）
横浜プラザビル
明治安田生命さいたま新都心ビル（共有持分50%）
明治安田生命大阪御堂筋ビル（共有持分50%）
* 淀屋橋フレックスタワー

これらの物件は、いずれも優れた立地条件と高い利便性を備えており、安定した収益を生み出す基盤となっています。

売却済みの物件

GORは、ポートフォリオの最適化を図るため、過去にいくつかの物件を売却しています。売却済みの物件には、近鉄大森ビル、スフィアタワー天王洲、近鉄新名古屋ビル（現・桜通豊田ビル）、銀座ファーストビルなどがあります。

結論

グローバル・ワン不動産投資法人は、多様なスポンサーと中立的な資産運用体制、そして厳選された高品質なオフィスビルポートフォリオを強みとして、安定した成長を続けています。今後も、投資家の期待に応えるべく、積極的な投資活動と安定した収益の提供に努めていくと予想されます。

もう一度検索