桜通豊田ビル

桜通豊田ビルは、愛知県名古屋市中村区名駅に位置するオフィスビルです。竣工当初は「近鉄新名古屋ビル」という名称でしたが、2015年1月に現在の「桜通豊田ビル」に改称されました。

概要

このビルは、名古屋駅前の桜通沿いに近鉄グループが建設し、1993年3月に竣工しました。近鉄名古屋駅や近鉄パッセなどが入る「近鉄名古屋ビル」との区別のため、「近鉄新名古屋ビル」という名称が用いられていました。

しかし、近鉄グループの経営改善計画に伴い、有利子負債削減のため2003年にグローバル・ワン不動産投資法人に売却され、近鉄グループ以外の所有物件となりました。ただし、名称は引き続き「近鉄新名古屋ビル」が使用されていました。

その後、2014年10月に同社からトヨタグループの東和不動産に売却され、2015年1月より現在の「桜通豊田ビル」に名称が変更されました。

現在、このビルにはトヨタグループの商社である豊田通商の系列下にあるシステムインテグレーター、豊通シスコムやSAPジャパンなどのIT系企業が入居しています。

また、桜通豊田ビルは、愛知県の「人にやさしい街づくりの推進に関する条例」で定める整備基準を満たしており、障害者対応エレベーターと車いす使用者対応トイレが設置されています。これにより、障害者が利用しやすいオフィスビルとして「やさしさマーク」を取得しています。

主なテナント

SAPジャパン
近鉄不動産
テクノUMG名古屋支店 (JSRグループ)
ベルシステム24
東山フイルム
関西みらい銀行名古屋支店・名古屋中央支店
岡三証券名古屋支店

最寄駅

名古屋駅
近鉄名古屋駅
名鉄名古屋駅

桜通豊田ビルは、名古屋駅からのアクセスが良く、様々な企業が入居するオフィスビルとして、また、バリアフリー設計が施されたビルとして、多くの人に利用されています。

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