ケイティブレイブ

ケイティブレイブ（K T Brave）

ケイティブレイブは、日本の競走馬で、2013年5月11日に生まれました。その名は、冠名と「勇士」を意味しており、彼の競走キャリアには数々の名勝負と記録が刻まれています。特に、2017年の帝王賞や2018年の川崎記念、JBCクラシックでの勝利は、その成績の中でも際立ったものです。

経歴

2歳時（2015年）

ケイティブレイブは2015年8月30日に芝でデビューを果たしますが、初戦は6番人気で8着と振るわず、ダートに転向します。2戦目では12番人気で2着、続くレースでは2着に5馬身差をつけて圧勝しました。その後の条件戦での成績はあまり芳しくなく、年を終えました。

3歳時（2016年）

2016年になると、1月17日の500万下競走で1番人気に応え勝利を飾りますが、その後はなかなか勝ちきれず、初めての重賞挑戦である兵庫チャンピオンシップでは、2番人気に支持されながら見事勝利し、重賞初制覇を達成しました。続くジャパンダートダービーでも2着となり、さらに名古屋グランプリで圧勝するなど、着実に力をつけました。

4歳時（2017年）

年明け初戦の川崎記念では5着に終わるものの、名古屋大賞典で逃げ切り、直線での速さを見せつけ、帝王賞では後方からの追い上げでJpnI初制覇を成し遂げます。日本テレビ盃やJBCクラシックでも強豪馬たちと競り合い、競り負けながらも健闘しました。12月のチャンピオンズカップでは4着、東京大賞典でも3着と安定した成績を収めました。

5歳時（2018年）

新年最初のレースである川崎記念で、またもや先頭を譲らず勝利を収め、JpnI二勝目を達成しました。しかし、フェブラリーステークスでは期待を裏切る結果となり、さらなる調教師の交代の後もシーズンを通じて好成績を続けました。特に11月4日のJBCクラシックでは、勝利を掴み取ります。

6歳時（2019年）

引き続き川崎記念に出走しますが、ミツバに敗れ2着。出走予定だったドバイワールドカップは腸捻転により欠場。復帰後の浦和記念で優勝し、順調に復活を果たしました。だが、東京大賞典では8着と振るわず、力を見せるところは少なくなりました。

7歳時（2020年）

川崎記念では後退し6着に終わるなど、厳しい時期が続きます。続くフェブラリーステークスでは途中経過での戦いに期待が寄せられましたが、残念ながら結果には恵まれませんでした。

8歳時（2021年）

清水英克厩舎への転厩後、エルムステークスやシリウスステークスなど出走もあったものの、結果はいずれも芳しくなく、最終的には競走馬登録を抹消され引退しました。

引退後

引退後、ケイティブレイブは北海道新冠町の優駿スタリオンステーションで種牡馬として新たな役目を果たすことになりました。彼の競走生活での成果は多くのファンの記憶に残り、今後もその血を引いた子供たちに期待が寄せられています。彼の競走成績は、数々の名馬との血統のつながりや、その背後にある名牝系の魅力をも浮き彫りにしています。

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