ケイレブ・シールバー

ケイレブ・ジョン・シールバー：長く野球界で活躍する左腕投手

ケイレブ・ジョン・シールバーは、1987年1月31日、アメリカ合衆国ミネソタ州ノースフィールド生まれの左投げ右打ちのプロ野球選手です。投手として、メジャーリーグベースボール（MLB）のミネソタ・ツインズに所属しています。

プロ入りからツインズ時代へ

シールバーは2009年、MLBドラフト18巡目（全体556位）でミルウォーキー・ブルワーズから指名を受け、プロ野球の世界へ足を踏み入れました。ブルワーズ傘下では、ルーキー級アリゾナリーグやパイオニアリーグでプレーし、まずまずの成績を残します。その後、A級ウィスコンシンやルーキー級ヘレナでも経験を積み重ねました。

2011年には、独立リーグであるアメリカン・アソシエーションのセントポール・セインツでプレー。ここで活躍を見せると、同年8月19日、ミネソタ・ツインズとマイナー契約を結びます。ツインズ傘下では、A+級フォートマイヤーズ、AA級ニューブリテン、そしてAAA級ロチェスターと、着実にステップアップしていきました。各チームで安定した投球を披露し、2012年にはメジャー契約を勝ち取り、40人枠入りを果たしました。

2013年5月20日、ついにメジャーデビューを果たします。ブルワーズ戦で7回裏から登板し、2回を1安打無失点3奪三振と好投。さらに、6月1日のマリナーズ戦では9回表に登板し、1回を無失点に抑え、チームの勝利に貢献しました。これは、サウスダコタ州立大学出身者として初のメジャーリーガーとなる快挙でもありました。このシーズン、メジャーでは49試合に登板し、3勝2敗、防御率1.76と素晴らしい成績を残しました。

その後もツインズで活躍を続け、2014年には開幕ロースター入りを果たし、リリーフ投手として54試合に登板。2015年には、ツインズからDFA(指名抹消)となりましたが、パドレスに移籍するも、再びDFAとなります。

ツインズ退団後と複数の球団での経験

ツインズ退団後は、再び独立リーグであるセントポール・セインツでプレーした後、マイアミ・マーリンズとマイナー契約を結びます。しかし、自由契約となり、再度セインツへ復帰しました。

2018年には、デトロイト・タイガースとマイナー契約を結び、傘下のAA級エリーとAAA級トレドでプレー。2019年には、トレードでアトランタ・ブレーブスへ移籍しました。ブレーブス傘下ではAAA級グウィネットで1試合に登板した後、FA(フリーエージェント)となりました。同年には、WBSCプレミア12アメリカ合衆国代表にも選出されるなど、国際舞台でも活躍しました。

ツインズへの復帰とその後

2019年12月19日、古巣であるツインズと再びマイナー契約を結びました。そして、2020年8月3日にはメジャー契約を結び、アクティブ・ロースター入り。翌日のピッツバーグ・パイレーツ戦で、5年ぶりのメジャー復帰を果たしました。

シールバーは、メジャーとマイナーリーグで長きに渡り活躍を続けるベテラン投手です。独立リーグでの経験や、複数の球団でのプレー経験を通して培ったスキルと経験は、彼の野球人生の大きな財産となっています。今後も、彼の活躍から目が離せません。

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