ケイレブ・マーティン

ケイレブ・マーティン：その軌跡とプレースタイル

ケイレブ・マーティン（Caleb Martin, 1995年9月28日生まれ）は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州ウィンストン・セーラム出身のプロバスケットボール選手です。現在はNBAのダラス・マーベリックスに所属し、スモールフォワードとして活躍しています。彼のキャリアを詳細に見ていきましょう。

大学時代

ケイレブは双子の兄であるコディ・マーティンと共に、ノースカロライナ州立大学に進学し、2年間プレーしました。その後、兄弟揃ってネバダ大学リノ校へ転校。NCAAのルールにより、転校後の1年間はプレーできませんでしたが、翌年から2年間プレーし、その才能を開花させました。3年次には、ケイレブ自身がカンファレンスMVPを受賞し、コディがカンファレンス最優秀守備選手賞を受賞するという快挙を成し遂げました。4年目のシーズン終了後、兄弟は2019年のNBAドラフトにエントリーしました。

NBAキャリア

シャーロット・ホーネッツ

2019年のNBAドラフトでは、コディが2巡目全体36位でシャーロット・ホーネッツから指名を受けましたが、ケイレブは指名されませんでした。しかし、7月31日にはコディと共にホーネッツと契約。当初はツーウェイ契約でしたが、10月19日に複数年の正式契約を結び、同月25日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦で、コディと共にNBAデビューを果たしました。その後、Gリーグのグリーンズボロ・スウォームへ送られる期間もありましたが、このシーズンはNBAで18試合に出場しました。しかし、2021年4月7日にホーネッツから解雇されることとなります。

マイアミ・ヒート

2021年9月14日、ケイレブはマイアミ・ヒートとツーウェイ契約を結び、新たなスタートを切りました。12月8日のミルウォーキー・バックス戦では、キャリアハイとなる28得点を記録し、チームの勝利に大きく貢献。その活躍が認められ、2022年2月15日にヒートとの本契約に合意しました。さらに、2022年7月6日にはヒートと3年総額2,000万ドルで再契約を結び、チームからの信頼の厚さを示しました。しかし、10月22日のトロント・ラプターズ戦では、相手のクリスチャン・コロコと口論になり、翌日に1試合の無給出場停止処分を受けるというアクシデントもありました。

2023年のプレーオフでは、ケイレブの存在感が際立ちました。5月19日に行われたボストン・セルティックスとのカンファレンスファイナルの第2戦では、25得点を記録し、チームを111-105の勝利に導きました。さらに、第7戦では26得点、10リバウンドを記録し、チームは103-84で勝利。NBAファイナル進出に大きく貢献しました。NBAファイナルでは、デンバー・ナゲッツに敗れはしたものの、ケイレブの活躍は多くのファンの記憶に残りました。

フィラデルフィア・76ers

2024年7月6日、ケイレブはフィラデルフィア・76ersと4年契約を結び、新たなチームでの挑戦をスタートさせました。

ダラス・マーベリックス

2025年2月4日、クエンティン・グライムズ、ドラフト2巡目指名権とのトレードで、ダラス・マーベリックスへ移籍。さらなる活躍が期待されています。

ケイレブ・マーティンは、そのアグレッシブなプレースタイルと、チームのために全力を尽くす姿勢で、多くのファンを魅了しています。これからの彼の活躍に注目しましょう。

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