ケッタウェイズ

ケッタウェイズ（Kettaways）

ケッタウェイズは、日本のアマチュアバンドで、1978年に静岡で結成されました。彼らの活動は、静岡放送（SBSラジオ）で放送されていた若者向けのラジオ番組に起源を持ち、番組スタッフがバンドとしての活動を始めたことで知られています。約7年間の活動を経て、1984年に解散するまでに多くのファンを魅了しました。

バンドの誕生と活動の背景

ケッタウェイズは、若手アナウンサーやディレクターたちにより、1978年7月に結成されました。彼らは静岡放送の人気ラジオ番組での活動を通じて多くのイベントに出演し、次第にバンドとしての演奏に取り組むことになりました。メンバーは深夜に集まって練習を重ね、エレキバンドとしてのスタイルを確立していきました。

特に1977年から1984年まで放送された様々な番組では、リスナーからの参加を募りながら楽曲を披露していました。特に注目すべきは1978年7月22日に「無名バンド」として行ったフェスタはままつでの初ライブです。ここで彼らは本格的にオリジナル楽曲の演奏を開始しました。

メンバーの紹介

バンドのメンバーは、荻島正己（メイン・ヴォーカル兼リードギター）、國本良博（ヴォーカル兼サイドギター・キーボード）、佐藤信雄（ベースギター・パーカッション）、鷹森泉（ドラム）の4人です。彼らは各々が作詞・作曲を行いながら、徐々にオリジナル楽曲のレパートリーを増やしていきました。代表的な楽曲には「風よ翼に」や「心の扉」があります。

音楽スタイルと活動の幅

結成当初は、グループサウンズやビートルズ、ベイシティ・ローラーズなどのカバーを中心に、オリジナル楽曲も交えた演奏を行っていました。活動場所は静岡のイベントやデパートでのライブ演奏がメインで、ファンとの距離が近い環境で盛り上がりを見せました。

彼らのライブは多くの観客を動員し、最大で2000人を超える観客を集めたこともあり、追加公演に繋がることもありました。特に、解散前のコンサートでは多くのファンから惜しまれる別れとなりました。

解散とその後

1984年に解散したケッタウェイズですが、その後もファンの支えや思い出から、1997年には再結成コンサートを開催。さらに2011年や2012年にも特別な同窓会コンサートを開くなど、その影響力を持ち続けました。しかし、2014年に荻島が癌で逝去したことで再結成の可能性が絶たれ、長い活動に一つの区切りを迎えました。

結論

ケッタウェイズはアマチュアバンドながら、独自のスタイルで静岡を中心に多くのファンに愛された音楽集団でした。彼らの音楽や活動は、静岡放送のラジオ番組と同様に、地域の若者たちに影響を与え続けています。時代を超えて多くの人々に記憶される存在として、彼らの楽曲とエピソードは今も色あせることはありません。

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