ケニス・バルガス

ケニス・バルガス・エルナンデスは、1990年8月1日生まれ、プエルトリコ・カノバナス出身のプロ野球選手です。右投両打の一塁手で、現在はリーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボルのグアダラハラ・マリアッチスに所属しています。愛称は「ゴリラ」と、デビッド・オルティーズになぞらえた「リトル・パピ」です。

2009年、ミネソタ・ツインズと契約してプロ入り。マイナーリーグで着実に経験を積み重ねました。ルーキーリーグからA+級まで、各レベルで打撃センスとパワーを披露し、2013年にはツインズとメジャー契約を結びます。

2014年7月31日、メジャーに昇格。8月1日、ホワイトソックス戦でメジャーデビューを果たしました。以降、一塁手と指名打者として活躍。しかし、その後は成績が伸び悩み、2015年にはマイナーリーグ降格を経験するなど、定位置を掴むには至りませんでした。

ツインズでは、2018年3月にDFAとなり、レッズへ移籍。すぐにツインズへ復帰したものの、AAA級へ降格。同年11月、千葉ロッテマリーンズへ移籍しました。

ロッテでは、2019年シーズンに1本塁打と苦戦。打率も2割を下回る結果に終わり、オフには契約を更新されず退団となりました。

その後はデトロイト・タイガースとマイナー契約を結びますが、2021年からメキシカンリーグへ移籍。サルティーヨ・サラペメーカーズ、ドスラレドス・オウルズを経て、2023年にはグアダラハラ・マリアッチスへ移籍し、現在も活躍を続けています。

メキシカンリーグでは、高い打率と本塁打数を記録するなど、その打撃力は健在です。

2017年にはWBCプエルトリコ代表として出場。準優勝に貢献しました。

バルガス選手は、プエルトリコ出身のネフタリ・ソト選手とは親戚関係にあります。

パワフルな打撃に加え、本人も気に入っている「ゴリラ」のタトゥーが特徴的です。また、ホームラン時には胸を叩く独特のポーズを披露します。

過去には理容師として働いていた経験があり、現在も自身で髪と髭の手入れをしているそうです。

マイナーリーグ、メジャーリーグ、NPB、そしてメキシカンリーグと、様々な場所で経験を積み重ねてきたバルガス選手。その経験とパワーは、今後の活躍にも期待がかかります。彼の今後のプレーに注目しましょう。

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